ネッシーの名を冠する未確認生物
アメリカのモンタナ州に存在するフラッドヘッド湖、ここにはモンタナ・ネッシーと呼ばれる未確認生物が潜んでいます。
まだまだ世界にはマイナーなUMAもいるんだなと言う印象ですが、アメリカ大陸に存在する未確認生物で安直なネーミングの物も珍しいですね。
このモンタナ・ネッシー、外見は我々がイメージする一般的なネッシーの物とは少し違い、どちらかと言うとシーサーペントタイプであったり、ワニに近い形状をしているようです。
ネッシーの名を冠しているという事は、割と最近のUMAで先住民時代からその存在が確認されていたわけではなさそうです。
仮にそれであれば、もっと我々日本人には馴染みの無いネーミングになる事が多いですから、恐らく古くはあまり知られていなかったんではないでしょうか。
モンタナ・ネッシーの目撃情報
他の未確認生物と比較すると、目撃証言に大きな差異があります。
と言うのも、往々にして近年は目撃証言が減る事が多いのに対し、このモンタナ・ネッシーは目撃件数が増えている傾向にあるんですね。
最も古いとされる目撃情報は1800年代末期の事ですが、これは蒸気船が開発されて、フラッドヘッド湖上を航行する様になったからなんです。
乗客乗員問わず複数の人が蒸気船に近づいてくる謎の未確認生物を目撃する事案が増えました。
これにより、フラッドヘッド湖には謎の生物がいると言う情報が広まったんですね。
その時の詳細は、体長6メートルほどだったと言われていて、なかにはライフルで狙撃しようとした人もいたようです。
しかし、命中する事はなくいつも決まってモンタナ・ネッシーは水中に潜って行ってしまうとの事でした。
モンタナ・ネッシーの正体は?
ではこのモンタナ・ネッシーの気になる正体は一体なんでしょうか。
現在有力とされているのがチョウザメですね。
サメと言いつつ少し特殊なフォルムをした定番の生物です。
いわゆるレイク型モンスターの形状をしていない以上、チョウザメの可能性もあると言えるでしょう。
この説を否定する人の意見としては、1800年代末期はまだフラッドヘッド湖にチョウザメは居なかったとする物です。
時代考証と言いますか、単純に昔は居なかった生物なんですね。
そうなると未知の生物か、それとも他の生物の誤認かと言う事になってしまいます。
ありそうなところで言うと、巨大化したウナギやナマズになるんでしょうか。
世界中の湖で大きく肥大したウナギやナマズなどはよく発見されます。
フラッドヘッド湖の生態系がどのような物かは細かく把握できていませんが、モンタナ・ネッシーに関してはその辺りをつぶさに研究する事が正体判明の近道になりそうですね。
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