カナダとアメリカの国境沿いに出現する未確認生物ポニック
今回は少しマイナーな未確認生物の情報になります。
ポニックと呼ばれるこの水棲型のUMAは、主にカナダとアメリカの国境付近に位置する湖、川で目撃されています。
カナダはケベック州、アメリカはメーン州のちょうど境目に位置するポヘネガムーク湖、そしてモッキング湖の両方で目撃される様ですね。
近しい二つの湖で同じ未確認生物が居るとなると、考えられるのは湖底で湖同士が繫がっているか、大昔は一つの湖だった物が現在は分かれているかと言う事になりそうです。
後者だった場合、ポニックは湖が分かれる前から生息して居た事になりますから、大分歴史のあるUMAと言えるでしょう。
陸上でも目撃されるポニック
まずこの「ポニック」と言うかわいらしい響きのネーミングはどう言う経緯で付けられたのか分かりませんが、一番古い記録では1800年代の物に登場すると言います。
広く知られるようになったのは1957年に地元新聞で取り上げられた事に寄りますが、地域の活性化に用いられたりするなどある種のマスコットとして広まって行きました。
ポニックの外見は、体長は約10メートル程、頭部は馬に似て背中にはギザギザのトゲが生えている様です。
こうして見ると今ままでの水棲型未確認生物と共通する部分が多いですが、ポニックの場合は胴体に4本の足が生えている事が大きな特徴です。
目撃証言の中には、湖付近の陸上で目撃されたケースもあるらしく、水陸両用の珍しいUMAかもしれません。
似たようなイメージだとコンゴのモケーレ・ムベンベがいますが、こちらはブラキオサウルス風であるのに対しポニックの場合はもっと4本の足が細い印象です。
中世ヨーロッパの壁画や絵画に見るドラゴンに近いフォルムの様ですね。
有名な目撃談としては1978年に小学校教諭のルイーズと言う女性が、夫から連絡を受け急いで湖に行ったところ、湖面を悠々と泳ぐポニックを目撃したという物があります。
他にはモッキング湖でレオナルド・プランテ神父が至近距離でポニックに遭遇したと言う記録もあり、聖職者の情報と言う事で、生息している可能性は高まったと言う記録も残っています。
ポニックはこの地域特有の未確認生物か
二つの湖ではその後本格的な調査が入りましたが、目に見える様な成果は挙げられませんでした。
唯一正体に近しい生物と言えばチョウザメが生息している位だそうです。
しかし、チョウザメには足はありませんし、陸上での目撃も含めるとやはり何かしらの生物がこの付近には生息していると言えそうですね。
二つの湖だけでなく、その他の河川、沼等でも似たような生物に関する報告があるようです。
この二つの国の国境付近のみで生息している未確認生物が居る可能性は高そうです。
正体に関しては何も分かっていません。
個人的には、「足がある水陸両用の生物」と言う事で、太古の恐竜もしくはそれに準じる古代生物の生き残りでは無いかなと思います。
シーラカンスの様に、実はこの地域にはひっそりと生き残った謎の生物が生息しているかもしれませんね。
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