1977年に日本のトロール船瑞洋丸がニュージーランド沖で拾った未確認生物の死骸をニューネッシーと呼びます。
何だかニュージーランド沖には未確認生物にまつわる話が多い気がするんですが気のせいでしょうか。
このニューネッシー、数あるUMAの中でもネーミングセンスが非常に安易な気がする生物です。
そもそも腐乱した状態で発見されていますから、未確認生物と言って良い物かとの疑問もありますが、事実はどうなんでしょう。
当時はイギリスのネッシー熱が高まっていた背景もあり、一躍この写真も日本の新聞に掲載されると一気に世間に認知されました。
確かに素人が見た場合、当時ネッシーの正体として有力だったプレシオサウルス説に後押しされる形で、そうとしか見えないですよね。
今でも議論が続くニューネッシーの正体は
実際はウバザメの死体と言う説が有力で、後ほど書きますが確信にせまるような根拠も確かに発見されています。
肝心の死体本体はと言うと、あまりに腐乱臭が酷かったため、写真を撮影した後再度海に投棄されてしまったようです。
某書籍によると、其の後ロシアが拾い上げ今なお国の管理の元冷凍保存してあると言う説もありますが・・・。
どちらにせよもったいないことをしましたね。
ただ、死体に生えていたひげ状の部分を幾つか引き抜いて、後々それを使った実験や研究も行った事からただただ海に返しただけでは無かったようです。
不思議なのは最近までこのひげ状の物体に関しては情報が無かった事ですね。
これだけのニュースであれば研究を行っている部分も含め、何かしら当時から出てても良い情報だと思いますが、そこは何か政治的な話も絡んでいるのでしょうか。
ニューネッシーの正体に迫る研究
このひげ状の物体から採取されたコラーゲンを実験用のモルモットに投与した結果、やはりウバザメの物と同じ反応を示したこと、ウバザメ専門の業者に写真を見てもらったところ一目でウバザメと断言した事、その他後年同じ海域で似たような死骸を採取したした際に一部の骨を持ち帰りましたが、それも研究結果はウバザメの元と判定された事からニューネッシーの正体はウバザメ説が有力です。
他の説としてはやはり首長竜プレシオサウルス説や、サメはサメでも未知の大型のサメが正体とする説もありますが、これを見る感じでは話半分に見てもサメの何かと言う所が有力なのでしょうか。
状況が海洋で、目撃者も多数いる上で閉鎖的な空間だった事から証言や憶測が沢山あるのがこのニューネッシーの一連の事件に見られる特徴ですが、他のレイク型UMA等も死骸が見つかれば研究は一気に加速しそうですね。
余談ですが、ニューネッシーで検索していたところ海外のサイトで興味深い動画を見つけましたので掲載しておきます。
ニューネッシーとの題名は付いていますが、一応ネス湖の文字も見えます。
ただ、パッと見ネス湖の風景には見えない気もするんですが、参考にしえみてください。