ベアウルフはオオカミの顔と熊の体躯を持った未確認生物
読んでその名の通りベアウルフはまるでオオカミと熊が合わさった様な未確認生物です。
このUMAが一躍世に出たのは2006年の事、アメリカはウィスコンシン州のワシントン郡で目撃された事に端を発します。
状況は、森林保護関係の仕事に従事するスティーブ・クルーガーと言う名の男性がいつもの様に動物の死骸を回収するために車を走らせていると目の前にまだ死んだばかりと思われるシカの死骸がありました。
車を止め、死骸を車に積み終えいざ発車しようとすると大きく車が揺れた様です。
明らかに後部から何かがゆすっている事はすぐに分かったスティーブは、とりあえずバックミラー越しに確認をしてみました。
すると、そこには明らかに異形の怪物が居たと言う事なんですね。
何が異形かと言うとその外見、顔はオオカミの様に鼻から口にかけて前に突き出し、耳は大きく尖り上を向いています。
体はまるで熊の様にずんぐりしていて、その体長も一見すると熊と似た様なサイズだったそうです。
恐怖にかられたスティーブはそのまま死骸を置いて一旦車で逃げました。
時間をおいて現場に戻って見ると、シカの死骸はおろか車に乗せようとした際に使用した脚立も無くなっていました。
古くから伝わる怪物の伝説
その後、事の顛末を報告するために警察に向かったスティーブの話がメディアに取り上られ一躍有名になったこの未確認生物こそベアウルフです。
英語の妙と言いますか、外見を上手く表現したネーミングですよね。
実はこの辺の土地には古くからこの様な怪物にまつわる伝説があったようで、北アメリカのウェンディゴの伝承が伝わった形跡もあるみたいです。
興味深いのはこのベアウルフに関してスティーブがマスコミにも正式に回答している所ですね。
結果的に更にベアウルフを有名にする事にもなりましたが、スティーブの見解は「確実に他の動物の見間違いでは無い。あれは見た事の無い怪物だった」と言う事です。
その他にもこの土地にはシャギ―と言う名の人狼伝説があったり、あのビッグフットの目撃情報もあります。
どうやら広大な森林地帯が隠れ蓑になって、未確認生物のうわさが広まるには打ってつけの環境なのかもしれません。
ベアウルフの正体は?
このスティーブの遭遇談の他にも2004年に絵画販売業者のリックと言う男性が見たと言う情報も出てきました。
スティーブの時とは違い、あくまでこの時は謎の生物が車の前を横切った位の事だった様ですが、よりベアウルフの信憑性は増しましたね。
気になるベアウルフの正体ですが、恐らく本当の意味での未確認生物ではないかと思います。
伝説や逸話と言うよりも、広大な森林が外界との接触を上手く遮断した結果現在この土地だけに生息する未発見の生物を保護する形になったんではないかなと思います。
あくまで管理人の個人的な見解になりますが、スティーブの話は細部までリアルで信憑性があります。
そして古くから伝わる怪物の伝説も昔からある、今の様にネットが発達するはるか以前にもこの土地に住み着いた人の中には目撃した人がいたんではないかなと。
オオカミと熊と言う事で凶暴かもしれませんし、シカの死骸を狙ってきたとしたら肉食だと思われます。
今の所人が襲われたと言う報告は無い様ですが、普段は森の奥地で生息してるのかもしれませんね。