フィリピンには元々土着信仰の中で伝承されてきた怪物がいます。
その名はアスワン、日本で言う所の妖怪の様な存在でしょうか。
しかし近年そんなアスワンの実在を匂わすような飛行型未確認生物の目撃が相次いでいます。
アスワンとは本来昼は美しい女性の姿に化けて、夜になると本当の姿である醜い羽の生えた怪物に変身すると伝えられてきました。
そして人間を含むあらゆる生物の血をすすると言う習性があり、実際に被害にあった男性もいるようです。
男性ばかり狙う好戦的な怪鳥アスワン
フィリピンのパラワン島で主に目撃されるアスワンですが、2005年には農作業をしていた男性がアスワンに連れ去られそうになると言う事件がありました。
この時は男性がたまたま持っていたライフルで撃退する事が出来ましたが、恐ろしいですね。
次いで2006年には漁師が背後からいきなり首筋にチクッとした痛みが走ったのち気を失ってしまったようです。
通りがかった医師によって大事には至りませんでしたが、何と全身から大量の血液が抜かれていたようです。
そして更に翌年の2006年にはその姿が写真に収められ、地元では伝説のアスワンが姿を現したと事件になったようですよ。
この事からも現地の人の間ではかなりデリケートな話題になっている生物です。
アスワンの異形の外見
アスワンの目撃情報などから、頭部は犬に似ていますが体はトカゲ、コウモリの様な翼を持つとされています。
体長はおよそ1.5~2メートルで空を飛ぶと言う事ですから、このサイズの生物が飛行している様は衝撃を受けると思います。
日本の昔の伝説上の生き物「鵺」に似ているのかもしれませんね。
こうした複数の生物の容姿を併せ持った生物をキメラ型生物とも言いますが、ギリシャ神話のキメラはライオン、蛇、羊が合わさった生物です。
果たしてアスワンも伝説の中で長く生きて来た未確認生物だけあって、異形の姿かたちをしているのでしょうか。
気になる正体ですが、やはり不明と言った所が妥当でしょう。
太古の昔から存在していた生物が今だに未発見なだけなのか、本当に伝説上の妖怪の類なのか、確たる証拠が無い以上は憶測の範疇は出ません。
ただ、実際に襲われた人がいる事と、写真にも一応納められている事等を加味すると何かしらの未確認生物がフィリピンには存在し、現地の人々を恐怖に陥れている事だけは確かです。
同じような飛行型の未確認生物でコンガマトーやローペンがいますが、これらの生物とは明らかに違う感じもします。
個人的には、突拍子もない説かとお思いでしょうが宇宙人のペット説を推したいと思います。
モスマンやチュパカブラの様に近くでUFOの目撃情報が多発と言う訳でもなさそうですが、ポイントは全身の血液が抜かれると言う事と、2006年に背後から襲われた男性の事件が特徴的だと思います。
今後もアスワンの情報が入り次第追って記事を書いてみたいと思います。