未確認生物パタゴンはパタゴニアの由来

パタゴンは謎の水棲型未確認生物

どこかで聞いた事の有る様なネーミング、しかしその正体は新しい未確認生物のパタゴンです。
愛着の湧く名前とは裏腹に、なかなかグロテスクで謎の多いUMAです。

この未確認生物が登場するのが南米はアルゼンチンのフエゴ島です。
実際はティエラ・デル・フエゴと言う州の管轄になりますが、この島の海岸に奇妙な生物の死骸らしき物が打ち上げられました。

パタゴンは一言で言ってしまうと人型甲殻怪獣とでも言いましょうか、この名称だけでも突拍子も無いですが、極端に言うと蟹と人間とを掛け合わせた様なフォルムと言う所です。

マゼランが命名したパタゴニアの由来

この死骸自体は非常に珍しい物ですが、かつてこの付近の海域を航海したかの有名なマゼランの話の中にも実はパタゴンが登場します。
現在ではこの付近の地域をパタゴニアと呼び、実際我々日本人からしてもパタゴニアと言うと南国の様な地をイメージする事が多いと思います。

このパタゴニアと言う名称は、元々マゼランが遭遇したと言う謎の生物パタゴンから取られた地名なんですね。
未確認生物の名前が地名になっているにも珍しい話ですが、そこから転じて元々はこの地域の原住民の名称にも使われてきました。

未確認生物から原住民の名前、そして現在は地名となっていますが、今回漂着したこのパタゴンは大昔にマゼランが遭遇したパタゴンなんでしょうか。

ちなみにフエゴ島は20世紀に入って一時期囚人を収容する場所として利用されてきました。
現在では観光地となっていますが、まだまだそのネームバリューはマイナーな様ですね。

漂着したパタゴンの死骸とは一体何か

パタゴニアのこの地フエゴ島に来たアメリカ人のバーバラ・スミスは、旅行会社からの頼みでこの地を観光地として紹介すべく散策していました。

その際に、海岸で現地の人たちが騒いでいるのを目にします。
どうやら浜辺に近い波打ち際の中ほどに、何か黒い物体が存在する様です。

一見すると黒い岩かと思った様ですが、近づいて行くうちに同行していたカメラマンが「あれは何かの死体だ」と気づいた様ですね。
すぐ様近寄りつつ確認して見ると、この謎の漂流物はまったく動かない。
一旦更なる調査のために、現地の人と協力して浜辺まで運ぶ事になりました。

いざ運んでみるとそれは非常に軽く、この生物が実は大分前に死んでいる物で、今現在目の前にあるのは甲殻の部分だけだと言う事が判明しました。

つまり、この未確認生物の本体は死後長時間経過した事もあり、既に腐り落ちてしまい、残されたのがこの甲殻に当たる部分だけだったと言う事です。

別の生物に例えるとまるでバッタの様だったとの意見もありますが、まるでB級映画の中に出てくるエイリアンのフォルムと言っても近しい物があるのかもしれませんね。

確かに頭部は昆虫にも似ていて、既に眼球があった場所や触覚の部分は腐って4つの穴が空いていただけでした。
両腕からは棘の様な物が三本生えていて、まるで曲がった爪と背中にかけては謎の突起が幾つもありました。

更に異様なのは両足の長さは腕の半分ほどしかなかった事です。

消失したパタゴンの死骸

その後のパタゴンの顛末を書いてみようと思います。
バーバラ・スミスは機転を利かし、今回の仕事の依頼主でもある旅行会社に連絡を入れましたが、そこではまるで相手にされませんでした。

無く無く撮影したデータをSDカードに保存し、現地の人間カルロスの家に一旦皆で運びました。
バーバラはまだ仕事が残っていたので、カメラマンと一緒に島の風光明媚な画像を撮影しにカルロス宅から離れます。

数時間後仕事を終え、一度パタゴンについて話そうとカルロスの家に戻ってきましたが、何とその時点で既にパタゴンの死骸は無くなっていて、肝心のカルロスを始めとした現地の人間は口を揃えて「知らない」と言うだけでした。

この知らないと言うのは死骸がどこに行ったかと言う事では無く、まるでパタゴンの存在自体を知らないと言っている様で、先ほど撮影したデータを見せても頑として誰も認めなかったそうです。

憶測ですが、バーバラ達が不在の間にパタゴンの死骸は売られてしまったようですね。
勿体ないです。

パタゴンの正体は一体何か

少し長くなってしまいましたが、気になるぽタゴンの正体は一体なんでしょうか。
外見的な特徴で言えば未確認生物界の中でも1.2を争うほどの異形です。

グロテスクで、かろうじて海洋生物らしいと言う事しか判別できません。
これが本当にマゼランが出会った謎の生物「パタゴン」なのかも明確には分かり兼ねますが、海洋にはまだまだ謎が多いと言った所でしょうか。

個人的には今回のパタゴンの記事を書いていて思い出したのが昔見たSF海洋ホラー映画「デプス」の怪物です。
深海に生息して、調査だか仕事に来た調査員達を海底基地の中で襲うと言う典型的な当時流行った海洋ホラーでしたが、その怪物が何となくパタゴンに近いイメージかなと思います。

デプス
[映画デプスの怪物] 出典:http://yuna7315.blog.fc2.com/blog-entry-73.html

まあ、実際はここまでグロテスクと言う事も無いと思うんですが。

アイキャッチ画像引用元:[超保存版]UMA完全ファイル 著者:飛鳥昭雄

パタゴン
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