東南アジアのボルネオには昔からナブーと呼ばれる龍の伝説があります。
この伝説の龍が写真に収められたと騒がれたのが2009年頃、今回はこの写真の真偽も含めてナブーについて書いてみたいと思います。
未確認生物ナブーは昔から現地の住民に存在すると言われていた龍です。
その外見は30メートルにも及ぶ長い体と一般的な龍の頭部、何と鼻の穴が7個もあると言われています。
実在したらなかなかの生物だと思うのですが、何故か近年まで日本では知られていなかったUMAですね。
神話の時代から世界中に巨大な蛇をモーチーフにした生物は出てきます。
ギリシャ神話のヒュドラ、日本のヤマタノオロチ、中国の紅龍、青竜、玄武、マヤのグクマッツ等々挙げればキリがありません。
元々ナブーの存在自体もボルネオに根付いていた土着の信仰から派生した伝説チックな生物だと思いますが、その写真が撮られたとあっては確かにUMAフリークとして放っておけないですね。
今なお物議をかもす二枚のナブーの写真
この記事のアイキャッチ画像と、下記の写真は両方ともナブーの姿を収めた物と言われています。
どちらも上空から撮影されていて、確かに巨大な蛇状態の生物が写っているのは分かります。
しかし、この写真は確かに怪しい感じがしますね。
元々ナブーが生息していると言われているバレー川は水の色が濁った感じの茶褐色です。
特に↑の写真は川の水の色が青色に近い綺麗な川のようですね、ここが先ず一点画像加工ソフトによる補正がかかっているのではないかと突っ込まれている部分です。
アイキャッチ画像にも使っている写真の方は水の色は確かに茶褐色ですが、今度は蛇のフォルムが何だか怪しいです。
水の中の生物にしては緩急が無いと言うか、躍動感が無さすぎる気もしますね。
可能性としてはまだこっちの方が本物の可能性は高いと思いますが、やはり他の未確認生物の写真と比較するとちょっと怪しい感じがします。
まあ、他の生物でも怪しいとされている写真は存在しますが。
最近のソフトウェアの技術は確かに目を見張るものがあります。
好きな画像を何でも自分の思い通りに加工できますから、ある程度知識のある人の手によればこれぐらいの写真を作る事は簡単です。
何も生物が写っていないバレー川の写真に後から大蛇の写真を合成したかもしれませんね。
構図としては確かに非常にユニークな物だと思います。
水棲未確認生物の写真は世の中に幾つかありますが、これだけ俯瞰的に取られてはっきりとフォルムが分かる物はあまりありません。
大体遠距離、良くて中距離から頭部を出している写真が多いですよね。
後は上空からだとアメリカの人工湖の未確認生物レイの写真が有名でしょうか。
参照→「レイスタウン湖の未確認生物レイ」
うーん、やはり真偽の程はフェイクだと言う意見が打倒と言わざるを得ないと思いますが皆さんはどうでしょうか。。。
ナブーは存在するのか?
では話は振り出しに戻ってナブー自体は存在しないのでしょうか?
個人的な見解では否定はできないと思います。
流石に体長30メートルはやりすぎだとしても、ボルネオのジャングルや川には未知の生物は存在すると思います。
基本的に南米やアフリカと似て、温暖多湿な気候ですから、生物が巨大化や変異する可能性も他の地域より高い気がします。
餌もふんだんにありそうです。
特に大蛇の写真は割と定期的に撮影されてネット上にも上がってますから、同じようにボルネオに大蛇が生息していても不思議ではないですね、
昔に目撃された大蛇を神格化して祀り上げたのがナブーなのではないでしょうか。