13世紀から目撃されてきたブロスノドラゴン

湖畔に居る人を食べてしまうブロスノドラゴン

ロシアブロスノ湖には、大昔からドラゴンが住むと言われてきました。
英語風にはブロスノドラゴンと呼ばれる未確認生物ですが、現地の言葉ではブロスーニャブロスニーと呼ばれる様ですね。

外見には諸説あり、数多い水棲型の未確認生物の中でもその姿に一貫性が無いUMAでもあります。
いわゆるシーサーペントタイプと言う場合もあれば、巨大なの様だったと言う物もあり、なおかつ不定形の巨大なゼリーだったと言う目撃証言もあります。

国の有事に活躍するブロスノドラゴン

このブロスノドラゴンに関する逸話の中で興味深いのは、戦などで敵兵が付近に来ると湖から顔を出し食べてしまうと言う伝説ですね。
古くは13世紀に、モンゴル帝国のバトゥ一団が辺り一帯を征服しようと赴いた際に、兵士たちをこのブロスノ湖湖畔で休憩させていました。

すると、湖からブロスノドラゴンが登場し、モンゴル兵を食べてしまったと言われてます。
この時はその先の町ヴェリーキーノヴゴロドを目指していたようですが、あえなくその手前のブロスノ湖で皆撤退したと言います。

次は、第二次大戦中の事になります。
少し突拍子も無い逸話になりますが、この時はブロスノ湖上空を飛行していたナチスの戦闘機を食べてしまったと言います。

湖からジャンプして捉えたんでしょうか、ちょっとしたファンタジーの類になりますが、この様に国が攻められた際にちょくちょく活躍していると言う伝説もあります。
対モンゴル兵に対しての方はまだしも、後のナチスの戦闘機に関する話はさすがに作り話だと思いますが。

ブロスノドラゴンにまつわる他のエピソード

元々近隣の人達からは認知された未確認生物のようで、普段から湖上の漁師を襲って食べるとか、財宝を隠しに湖にやって来たバイキングを湖内の島ごと食べてしまったとも言われています。
この時も姿かたちはまちまちで、大きい口で人間を丸のみにしたとか、人の気配を察知し捕獲しようとすると姿を現さない等と伝わっていたようです。

1997年にはかなり岸に近い部分を泳いでいるのが目撃され、付近の住民は夜間に住居に襲いにくるんではないかと言う心配から、厳重にカギを閉めて過ごしたと言う新聞記事もあります。
この手の話で分かる事は、割と認知度が高い未確認生物で狂暴と思われていたと言う事ですね。

ブロスノドラゴンの正体は何か

気になるその正体ですが、これも様々な候補があったりして要領を得ないのが実情です。
一番に出てくるのはやはり泳ぐシカを見間違えたとか、カワマス、イノシシ等の誤認説です。これは遠方からブロスノドラゴンを目撃したとされる証言に主に適用されますが、可能性は高いと思われます。

次いで言われているのが、この湖独特の湖底から噴き出すガスを誤認したとする説ですね。
ブロスノ湖では固定より硫化水素のガスが湧き出る事が確認されているようですが、これによりしばしば湖面も大きく盛り上がる自然現象が存在します。

これをドラゴンの頭部の様に見えたり、泳いでいる様に見えたと言う事だと思いますが、ガスの根本的な出所はまだ科学的に解明されていないようです。

他の水棲型未確認生物と比べると、ブロスノ湖特有の奇異な自然現象や生息する動物の種類に大きく左右されていると言う印象ですね。
一応過去に写真に捉えた物や、調査の結果不定形の謎の生物の存在が確認された事はあるようです。

ブロスノ湖には何かしら未知の生物が潜んでいる可能性はありそうですね。

[当記事の著作権はhttps://chahoo.jp/に帰属します]2016/07/05
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ブロスノドラゴン
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