珍しいイタリアの未確認生物
当サイトでも世界中の未確認生物を取り扱って来ましたが、意外にも過去イタリアの未確認生物と言うのは登場していません。
およそ日本に伝わっていない物も多いかと思いますが、今回紹介するラリオサウロもそんなUMAの内の一匹と言えるでしょう。
このラリオサウロ、出没すると言う湖はロンバルディア州のコモ湖になります。
国の北部、ミラノの更に北に位置し、イタリアでは三番目に大きな湖として、その名前をどこかで聞いた事のある人もいるんではないでしょうか。
別名ラーリオ湖とも呼ばれます。
ラリオサウロは、このコモ湖で目撃された恐竜の様な水棲型未確認生物なんですね。
ラリオサウロは恐竜の生き残りか
このカッコイイ名前の未確認生物は、一説には恐竜ラリオサウルスがその正体ではないかと言われていました。
ラリオサウルスをイタリア語読みにした時にラリオサウロとなるんですね。
イタリア語っぽいアクセントが堂に入ってる感じがします。
元々三畳紀と呼ばれる今から2億5000万年程前には、この北イタリア付近で生息していたことが分かっています。
首長竜ノトサウルスの一種でもあり、化石も多く見つかっているんですね。
大きさは最大3メートル程とみられていますが、未確認生物ラリオサウロはこれよりは小さいと見られています。
最初に目撃されたのが1946年の事で、二人の漁師が岸から湖内を泳ぐ謎の生物を発見しました。
どことなく全身が赤みがかっており、すぐに持っていた銃で発砲したと言われています。
怪物はすぐさま潜って消えてしまいましたが、この時よりラリオサウロの存在が知られるようになったと言えるでしょう。
その後50年代に入っても、目撃情報は存在しある時はダイバーが潜水艇で潜っている最中にも表れたと言います。
この時のラリオサウロは一見するとワニの様な生物で、大きさはそれほど大きくなかった様です。
ラリオサウロは長生き?
一応ラリオサウロの最新の目撃情報は2007年前後の物と見られ、この時はネット上にも詳細が書き込まれています。
それによると、大きさは10メートル程もあったと言い、それまでの目撃情報と決定的に違うサイズになっていますね。
ラリオサウロの目撃情報では、大体体長70センチから1メートル弱と言う物が多く、平均すると80センチくらいの前足がヒレで、後ろ足には五指が分かれている事を確認できる生物でした。
それがいきなり10メートルとなると、仮に本当に未確認生物の目撃だとすると、成体かもしくは成長した姿かもしれませんね。
未確認である以上、水の中で何十年も生きる生物の可能性はゼロではありません。人知を超えた長生きのUMAかもしれないと思うと胸アツです。
しかし、現在までにラリオサウロの正体に関しては誤認説が根強いのが実情です。
チョウザメや、カワカマス、カワウソの見間違えと言うのが有力視されています。
これはジョルジオ・カスティグリオーニと言う作家が著書「ラリオサウロ」の中で細かく分析した見解を載せた事に端を発しています。
説得力はあったんでしょう、このジョルジョの水棲未確認生物に対する一連の「誤認を疑え」と言うスタンスは理路整然としています。
個人的に気になるのは、最新の目撃情報では10メートル程と表記されている所ですね。
いくら既知の生物の誤認でも、このサイズ感になると信憑性が揺らぎます。唯一突っ込めるとしたらこの部分ですね。やはりコモ湖には何か潜んでいるんでしょうか。
最もこの2007年の目撃情報自体も虚偽の物であれば厳しいですが。。。
[当記事の著作権はhttps://chahoo.jp/に帰属します]2016/06/28当記事の無断転載は禁止しています。