ここ5年で再燃したピラミッドの謎

ピラミッドは王の墓かオーパーツか

久しぶりの更新です。連休はガッツリ嫁の実家に帰省していましたので記事が書けませんでした。
気を取り直して今回は超古代文明に関する物を。

もう数年前にエジプトのピラミッドは火星の遺産?今なお謎が多い古代文明と言う記事を書きましたが、ここ数年でピラミッドに対する注目度が高くなっているのも事実です。
実は以前、内部に可動式と見られる扉の様な物が発見された事が発端になりますが、最近の研究ではその向こうにまだ未踏の部屋があると見られています。

しかし、そこは地球を代表する巨大な建造物ピラミッド、おいそれと壁を破壊して中を調査するなんて事は出来ないんですね。
先日日本の調査チームの功績により、この扉の向こうに部屋がある事はほぼ確定と言うことはニュースになりましたが、これは現在エジプト政府の許可が下りず研究が止まっている状態の様ですね。

これに付随して、ピラミッドにまつわる謎は再燃し、ある物は新たに見つかった疑問。そして昔から存在する謎も注目を集める様になりました。
今回は、とりあえずその「」を一つずつ紹介してみたいと思います。

1、ピラミッドから王のミイラが発見された事は無い

王のミイラ
王のミイラ
画像出典:http://blog.timesunion.com/

私が生まれた頃よりすでにピラミッド=王様のお墓と言う説が有名でしたが、実はピラミッドから王のミイラが見つかった事は一度も無いと言います。
少なくとも日本でニュースに取り上げられるような規模のピラミッドからは、過去一度も発見されていない事が確実です。

有名な王様のミイラと言うとツタンカーメンが挙げられると思いますが、このミイラも実質王家の谷と呼ばれる墳墓から発見されています。
イメージでピラミッドの中には王様のミイラが眠っていると言う事が根強いですが、果たして本当にピラミッドは王家の墓だったかどうかは現在では不明瞭なんですね。

2、ピラミッドが東西南北を正確に指している件

ピラミッド方向
方向が正確
画像出典元:http://www.spiritualhealing-now.com/

有名な所ではピラミッドの方向に関する正確性があります。
これはギザの三大ピラミッドに注目すると色濃く見ることが出来るんですね。

ピラミッドの四辺の角がほぼ正確に東西南北を指していると言う物ですが、古代のエジプトに高度な測量技術と天文技術が存在していたんでしょうか。

一応夜空の星々を元に東西南北の目星をつける事は出来そうですが、それが時代も違う隣接するピラミッドにも適用されているとなると話は違って来ます。
一応三大ピラミッドの中では、クフ王のピラミッドが最古の物とされていますが、他の二つ「カフラー王のピラミッド」と「メンカウラー王のピラミッド」は後の年代に作られたと見られています。

仮に星や太陽の位置を参考に他のピラミッドも制作したとすると、年代の違いから東西南北も少しずれる事になってしまいます。
しかし、結果的に三つともほぼ正確に東西南北を指しているとなると、これはもう超古代の文明の遺物と言っても過言ではなくなります。
(実質東西南北に3分程のずれは確認出来るが、これは誤差に収まる数字との事。)

3、三大ピラミッドとオリオン座の関係

ピラミッドの東西南北
オリオン座とピラミッド
画像出典元:http://ikuno.lolipop.jp/

これも有名な話ですが、ギザの三大ピラミッドの立っている位置が、オリオン座のベルトの三ツ星と同じ位置関係と言う物ですね。
今でも夜空にその星の並びを確認できるオリオン座、腰の三ツ星は肉眼で見たことがある人も多いんではないでしょうか。

どうやら、科学的に観測してみても三大ピラミッドのお互いの距離感や角度は、この三ツ星と合致するようです。
それも、紀元前10500年頃の物とピッタリ合うという事ですから驚きです。

ピラミッドは実はこの頃に作られた物で、尚且つ天空のオリオン座をインスパイアして作られているんでしょうか。
一説には火星にも同じ並び、間隔のピラミッドが三つ存在するとも言います。マニアが「火星人がピラミッドを作った」と言うのはここに起因する物が大きいです。

4、クフ王のピラミッドには円周率や黄金比が用いられている

ピラミッドの建築技法の中には、我々素人に取っても「すごい」と感嘆してしまうような謎が盛り込まれています。
驚くべきことに、クフ王のピラミッドに関しては円周率黄金比が用いられていると言う事です。

底辺の長さに2をかけて、そこから高さを引くと314.15と言う数字が出てきます。
これは、我々が習った円周率に100をかけた数値になりますね。

更に底辺を2分した数値に高さを足すと、黄金比を二乗した上で100をかけた数値になると言う事です。
一般的に黄金比は1.618と言う数値で表しますが、概ねこの数値に沿った299.8と言う数字が出てきます。

この手の数学的な概念は古代のエジプトに存在していたのかと言う点が謎ですね。
そもそもこれらの数字が生きるメートルと言う単位は1700年代末期にフランスで発見された概念になります。

5、ピラミッドは8等分出来る

八等分
8辺あるピラミッド
画像出典:http://nazo108.sakura.ne.jp/

ある特定の時期にピラミッド真上から見ると、影の線が丁度四辺の間に差し込む様に見える事があります。
春分の日秋分の日のみ、太陽の光が四辺のピラミッドを丁度8等分するんですね。

うっすらと一辺の中間に分断する線が見えますが、これクフ王のピラミッドで発見された割と新しい謎となっています。
何故わざわざ8等分に見せる必要があったのか、又、この一年に2度だけ登場すると言う点は他の遺跡にも見る事が出来ます。

夏至冬至、春分や秋分は特別な節目として様々な古代文明で盛り込まれた要素ではあります。
しかし、殊更このピラミッドに関しては仕掛け自体も壮大な感じがしますね。

もちろんこの謎も現在までに解明されていません。

調べれば調べる程謎の多いピラミッド

いかがでしょうか、こうして書いていてもまだまだ解明されていない謎が沢山ある事に気づきましたが、全て解明される日が来るんでしょうか。
そもそも「古代の七不思議」の中で、唯一現在まで残っているのがこのピラミッドです。

最早現代人でも誰でも知っていて、テレビでもちょいちょい目にするピラミッドですが、超古代文明の名残のある遺跡の中でもとりわけ特別な物の感じがします。
現在も世界中の国々の調査隊が研究を続けていますが、その内歴史を覆す大発見がありそうな気がしてならないです。

[当記事の著作権はhttps://chahoo.jp/に帰属します]2016/07/19
当記事の無断転載は禁止しています。

ピラミッドの謎
最新情報をチェックしよう!
error: Content is protected !!