2008年にアラスカ州のヌニバク島に謎の生物の死骸が漂着しました。
見た目はピンクとも言える褐色の滑らかな体表に加え、小さな頭部と長い首、そしてレイク型モンスターの様なでっぷりとした胴体がある未確認生物です。
現地の古くからの言葉で「セイウチのような」と言う意味があるカクラトと呼ばれている生物の伝承がありますが、果たしてこれがそのカクラトなのでしょうか?
今回不思議な事にカクラトのキーワードでググった所何故かトランコの画像が多くヒットしました。
よくよく調べてみると、トランコとカクラトは同一生物だと言う意見もあるようですね。
参照→「南アフリカ沖の未確認生物トランコ」
このトランコのページで掲載した写真も実はアラスカに漂着したカクラトの物だとする意見もありました。
答えは解明出来ていませんが、アラスカ沖にも未確認生物が居る事は確かなようです。
確かに外見は似ています。
トランコの鼻に該当する部分が頭部と首に見えたとしたらカクラトと言えそうな気もしますね。
ちなみに目撃証言から割り出したカクラトの推定体長は10メートルから20メートル、トランコは体長15メートルと言う事ですから大きさも一致します。
トランコが南アフリカの海岸に漂着したり目撃されていると言う事と、今回のカクラトはアラスカ州の島の沖合と言う事で生息範囲も多少被っている気もします。
気になる未確認生物カクラトとは?
ではカクラトの詳細を見てみましょう。
その存在が公になったのは1969年の事で、ノルウェーの漁船マイラーク号がアラスカ沖のシェリコフ海峡、島の名前はラズベリー島の付近を航海中に断面式のソナー装置である「ジムラット」を使用しました。
すると海底にくっきりと謎の生物の姿が映し出されたようです。
その姿は古代の恐竜プレシオサウルスに酷似した姿で、この事件の後アラスカに伝わるカクラトではないかと騒がれたようです。
そして冒頭でお話した2008年の死骸が漂着する事件も起きましたが、やはりこの時もカクラトではないかと大きく騒がれたようですよ。
しかし、そこはすんなり行かないのがUMA界、この死骸も研究対象になった頃には忽然と消えてしまっていたようです。
謎のあるすっきりとしない事件ですね。
気になるカクラトの正体とは
そんな事件も起きつつ多少なりともカクラトの研究も進んでいますが、死骸よりも海底ソナーに映し出された未確認生物の影の方が大きく研究結果に寄与しているようです。
その姿形からカクラトの正体は未知の哺乳類、もしくはプレシオサウルスの生き残りかその末裔や亜種と言う見かたが強いようですね。
昔から水棲の未確認生物の正体に必ず顔を出して来たプレシオサウルス生存説ですが、もしカクラトが今後捕獲されたり死骸が発見されればその可能性もグンと大きくなりそうです。