スフィンクスの謎~実はピラミッドよりも先に建造?~

スフィンクスを建造したのは火星人か?

どうもこんばんは、本日配信されたポケモンGOを遊んだけれど行動範囲が狭く、そのポテンシャルを発揮できていないFlippoです。
暫くは忙しくなりそうなのでフルにポケモンGOできなそうですが。

今回はエジプトのスフィンクスにまつわる謎について色々書いてみたいと思います。
ピラミッドと並びエジプトを象徴するモニュメントと言っても過言では無い建造物ですね。

その実、詳細について知っている人はあまり多くないと思います。
ピラミッドと同じく現在でも継続して調査が進んでいますが、このスフィンクスも多くの謎を内包しているようですね。

スフィンクスの概要について

大スフィンクス
大スフィンクス

我々がイメージするスフィンクスは、ギザの三大ピラミッドと呼ばれる三つのピラミッドの内、真ん中の物の傍に建っています。
元々伝承に登場する同名の怪物がいたり、他の場所にもスフィンクスは建立されていたりするので区別するために大スフィンクスと呼ぶようですね。

今回取り上げるスフィンクスは、この大スフィンクスの事を指していますが、建造したのは古王国第四王朝カフラー王とされていますね。
この研究結果も現在では異論があるようですが後述したいと思います。

このスフィンクスの大きさは、横幅約14メートル高さ約20メートル、そして全長は74メートルにも及びます。
建造者がカフラー王とされているのは、スフィンクスの両足の間に「カフ」と言う文字が入った石板が存在するからなんですね。

この石板は新王国第18王朝トトメス4世の物とされていますが、その中でカフラー王の物と説明されていると言う解釈があるからなんです。
もう一つカフラー王と結びつける根拠は、神殿にあるカフラー王自身の像の顔と似ているという事なんですね。前者はともかく後者の方はこじつけとも思えるんですが。。。

実際カフの二文字で始まる単語は多く、根拠としては弱いと言う説も昔からあったようです。

その他のスフィンクスにまつわる謎は下記から見ていきましょう。

スフィンクスの位置に疑問が

スフィンクスの位置
位置がおかしいスフィンクス
出典:http://www.baraafrika.com/

これも定説ではありますが、スフィンクスは主に神殿等を外敵から守る神獣とされて来ました。
日本では狛犬やシーサーの様な感じでしょうか、道行く人に「スフィンクスは何のためにあるのか?」と聞いたら大多数の人が同じことを答えると思います。
それほど有名な説ですね。

しかし、厳密には大スフィンクスはピラミッドの正面に建立されていません。
若干斜め前方に位置しています。他のピラミッドにはちゃんと正面に設置されている物もあるようですが、どうして大スフィンクスのみ違う位置にあるんでしょうか。

スフィンクスの建造された年代はかなり古い?

スフィンクスの建造年

上記の位置とも関係してくると思いますが、スフィンクスの作られた年代も実は知られている調査結果よりかなり古いんではないかと言うのが最近の定説です。
と言うのも、およそ4500年前に作られたとされるスフィンクスのボディ部分には、風化による浸食の跡が確認できるんですね。

分かっている事は、その4500年の内約3300年ほどはほぼ地中に没していた事です。
埋まっていた物が風や砂の浸食を受けるとは考えにくいですね。

この事から、実はもっと以前に作られていて、ピラミッドよりも先にそこにあった可能性が高いと言われています。
後からピラミッドを作ったので、他の物と違い大スフィンクスのみ変な位置にあるのかもしれません。

当初は特に守り神とか神獣と言う認識も無かったのかもしれませんね。

何故か水による浸食の跡も確認できる

不思議な事に、スフィンクスには水による浸食の跡も確認できると言います。
エジプトと言えば乾燥地帯で、およそ近くにある水と言えばナイル川ぐらいしか思いつきません。

ナイル川の氾濫の際に付いた浸食跡なんでしょうか?
可能性としてはありそうですが、大昔は今と水量も違っていたんでしょうか。

スフィンクスの謎に関してはこの水にまつわる物が最も有名で、旧約聖書の洪水伝説と結びつける学者もいます。
つまり、ノアの箱舟のエピソードは実在したと言うんですね。

似たような洪水伝説は元々シュメールの方から来たとも言われていますが、現在でも確認できる浸食跡はこの時の水によるものなんでしょうか。

ちなみに今のギザが湿潤気候だった年代は今から1万年も前になります。
もしこの時から存在していたとすると、世界で最古の建造物と言えるでしょう、実際この「スフィンクス建造年1万年前説」を押す研究者も多いです。

大スフィンクスは火星人が建造したものか?

火星の人面岩
火星の人面岩

突拍子も無いというか、大胆な仮説ですがスフィンクスは地球人が作った物ではないという説も存在します。
割と有名な話なので、耳にした事がある人もいると思いますが、火星人が作ったと言う内容なんですね。

これにはアメリカのNASAも大きく関わってくるんですが、自分がまだ子供の頃有名になった話で火星に人面岩があったと言うニュースがありました。
この写真も見たことがある人は多いと思いますが、パッと見確かに人間の顔に見えますよね。

陰影が偶然そうさせたとか、後に調査したらただの岩だったと言われていますが、当初この有名な画像を研究した人の意見は「地球のスフィンクスと同じ物」と言う物だったんですね。
そうなると一気に話は超古代文明=宇宙人関与説に傾きます。

まさに世界の謎の代表格となりますが、自分もこの話を子供の頃に本で読み驚愕した記憶があります。

その昔火星に危機が訪れた際に、生存をかけて地球に来た火星人が居たという説です。
その人たちが世界各地で幾つも火星の文化にちなんだものを建造し、スフィンクスもその内の一つだと言うんですね。

残念ながらナポレオンの部隊がエジプト遠征した際に、大スフィンクスの顔を的にして射撃訓練を行った結果、大きく損傷し昔の姿は判然としません。
もし顔が綺麗に残っていたら、この手の研究も飛躍的に進んだと思うんですが、やってくれましたねナポレオン・・・。

神話が先か建造が先か

冒頭でも書きましたが、スフィンクスは神獣としての側面を持っています。
少し離れたギリシャでは怪物としての逸話が有名で、人間にナゾナゾを出し不正解だと食べてしまうという物がありますね。

オイディプスと言う英雄が、「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足。これは何か?」と言うナゾナゾに対し「人間だ」と答え見事正解したと言います。
スフィンクスはショックのあまり、崖から身を投げて死んでしまったと言いますが、このナゾナゾ自体は現在でも色々な作品で登場しますね。
と言うかメンタル豆腐すぎるだろ・・・。

他にもメソポタミア地方では、死を司る神獣としてあがめられていました。
顔が人間の女性、体はライオン、鷲の羽というディティールはここも一緒ですが、どちらかと言うと神性はここで付与されたと言われています。
ひょっとしたら守り神のエピソードも、エジプトに逆輸入してきた物かもしれないですね。

個人的に気になるのは、この手の神話が先にあったのかそれとも建造されていたのが先なのかと言う事です。
神話が先に存在し、それをモチーフに大スフィンクスも作られた可能性もありますが、仮に1万年前にあったのなら神話が後になります。

建造物から色々イメージを膨らませたのが神話に登場するスフィンクスと言う事ですね。
ここに関しては具体的に調査している研究者も少ないようで、調べてみてもあまり有力な情報は得られませんでした。

超古代文明フリークとしては、やはり火星人が大昔に作ったと言う説の方が胸アツなんですけど。

スフィンクスの謎まとめ

ここまで色々と書いてみましたが、逆に一連の話とは真っ向から違いいわゆるアカデミアな説を推す研究者も多いです。
つまり「何のために作られたのか」と言う問題には「王の権力誇示」とか、建造年代も当初の4500前であっていると言った物ですね。

この様に様々な説が存在している時点で昔から多くの科学者が研究対象にしてきたと言う事が伺えますが、我々現代人からしてもそれだけのインパクトがあるという事は確実でしょう。
そう言えば噂では大スフィンクスの真下にはまだ未解明の地下室があるとかないとか・・・。

この様にオカルトチックな逸話が多く存在するのも、その魅力的な外見が根幹にあるからだと思います。
又機会があればこの記事もどんどん追記していきたいですね。

[当記事の著作権はhttps://chahoo.jp/に帰属します]2016/07/22
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