新しめの未確認生物ピナトゥボ・モンスター
フィリピンのルソン島西側にそびえるピナトゥボ山は火山として有名です。
具体的な場所は知らなくても、その名前を耳にした事がある人は多いと思います。
1991年には20世紀最大の噴火を起こした事でも有名で、この400年ぶりに起きた噴火により標高もかなり低くなってしまったと言います。
今回紹介するピナトゥボ・モンスターは、その火山の近くにあるティキ川で目撃されたUMAになります。
インドネシア等のいわゆる東南アジア系の未確認生物は類人猿型の未確認生物が多いイメージがありますが、実はこのピナトゥボ・モンスターはれっきとした水生型でシーサーペントを彷彿とさせるUMAになります。
ピナトゥボ・モンスターは大蛇か?
初めてピナトゥボ・モンスターが目撃されたのは2002年になります。
目撃者の証言によると、最初はティキ川に流木が浮いていると思ったそうですから、この時点で細長い生物と言う事は確定だと思います。
体長は2メートルほどあったようですが、胴回りは約1メートル程といびつなフォルムしています。
このサイズ感でイメージするのは蛇と言うよりもワニの方だと思いますが、手足に関する情報が無い事で様々な議論を呼びました。
目撃したのは実は怪物の体の一部だったんではないかとも言われていますね。
確かに、他の水生型UMAと比べても独特なフォルムですから、単純に目撃情報だけからその正体を割り出すのは難しそうです。そうなると水面付近に体の一部が出ていたとなるとロマンもありますね。
有力な正体説としては、蛇もしくはウナギと言われていますが、当初は大蛇が一番ピナトゥボ・モンスターだと見られる事が多かった様ですね。
色々調べてみましたが、この付近で普段どの様な生物が多く生息、目撃されているのかイマイチ分からなかったので、生態系か割り出すのも少し難しい現状がありそうです。
ピナトゥボ・モンスターは他の生物の誤認か
仮にピナトゥボ・モンスターの正体は既知の生物の誤認だとするとどうでしょうか。
意外に未確認生物の誤認は多く、特に水生型の殆どは流れている木や枝の見間違えだったりします。
これをピナトゥボ・モンスターに当てはめると、可能性が高い生物としては付近に生息するイリエワニの可能性もあります。
他のワニの種類と比較しても、水の中で泳ぎ回る事の多いイリエワニであればティキ川に居てもなんらおかしくはなさそうですね。
次いで言われている生物がオオナマズです。
日本にもナマズは生息していますが、それの大型の種類を見間違えたんではないかと言う説になります。
体のサイズとフォルムを考えるとこちらの説の方がしっくりきますが、個人的にはこれ、もしくは近しい亜種がピナトゥボ・モンスターの正体なんではないかと思います。
まだまだ情報が乏しいピナトゥボ・モンスターですが、その謎が解明される日がくるんでしょうか。
[当記事の著作権はhttps://chahoo.jp/に帰属します]2016/06/15当記事の無断転載は禁止しています。