富士のすそ野に広がる広大な自然、観光地としても有名なスポットに富士5湖があります。
その名の通り富士山周辺に存在する五つの湖の事を指しますが、この内の一つ本栖湖には以前未確認生物の情報がありました。
本栖湖のモッシーは一体何なのか
そもそも富士山周辺はその神秘的な雰囲気も相まってなかなかにミステリーの多い地の様ですね。
オカルトチックな所では富士の樹海なんてものもありますし、富士山にまつわる逸話も枚挙に暇がありません。
本栖湖のモッシーも一時騒がれましたが、そう言った神秘的な背景も盛り上がりに一役買っていたのかもしれません。
と、過去形で話しているのにはわけがあり、このモッシー最近はとんと目撃情報も挙がらず謎多き未確認生物となっています。
名前の由来はもちろん、イギリスはスコットランドのネッシーにちなんで付けられた日本風な名前ですが、古い記録で1970年代には既に何か巨大な生物が存在すると言う話はあったみたいですね。
何でも本格的にその正体について議論されたり、世間の注目を集めるようになったのは1987年で、湖畔で富士山を撮影していたカメラマン数人が本栖湖に巨大な生物が泳いでいるのを目撃したからです。
頭部は水中で確認できなかったようですが、湖面に少し出た背中はまるでワニの様なとげとげしい物だったとの事です。
こうなると直ぐに調査、捕獲に乗り出すのが日本人の良い所でもあるんですが、早速マグロ漁用の網を仕掛けて見た所手ごたえがあったようです。
結果的に、網は食いちぎられて何か巨大な生物が逃げた痕跡だけが残りました。
こうして書いてみると、モッシーは肉食なんでしょうか。
先ほども書いた背中の話と、網を食い破ると言う二点を考えると割と獰猛な肉食系の生物を連想させます。
本栖湖自体が未確認生物存在に適している
モッシー存在の信憑性が高まったもう一つの要因に本栖湖の性質があります。
富士五湖の内、他の湖と比べてもひとつだけ段違いに深い本栖湖、推進100メートルを超えるこの湖には何かが存在すると思わせるには十分な深さです。
透明度も時期に寄りますが、条件が揃えば20メートル近く底の方が見える事もあるとの事ですから、水質自体はそんなに泥を含んだ様な物ではないみたいです。
生息している魚は主にバスの種類が多く、一時は生態系の破壊も懸念されましたが最近では落ち着いているみたいですね。
ここで分かる事は生物が生存できる一般的な湖と言う事でしょうか。
1000万年以上も前の富士山周辺は海の底だった事も分かっており、ひょっとしたらその時の生物の子孫がモッシーの正体なのかもしれません。
いずれにせよカメラマン達が目撃した生物の大きさは約30メートルもあったと言う事ですから、ここまで大きいとなると既存の生物では当てはまるものは少ないと思われます。
最近では目撃情報がぴったり止んだのも、既に死んでいるかもとの見方も出来ますが、バス等の魚も捕食して生活していたのかもしれません。
どうやら本栖湖にはその昔チョウザメを放流した事があるらしく、それの巨大化した物が正体かもしれませんね。
いかんせん細かい情報が無いので比較も出来ないのが実情ですが、再度モッシーが目撃される日が来るのでしょうか。