ジャージーデビルはオカルトチックな未確認生物
アメリカ、パインバーレンズに出没する未確認生物ジャージーデビルでも書きましたが、ジャージーデビルはその名の通り少しオカルト風味な未確認生物です。
一説には魔術の真似事をしたとか、出産の最中に暴言を吐いた所、子供がジャージーデビルに変身してそのまま飛び去ったと言うのがおおまかなディティールです。
この後も様々な逸話が残っており、その悪魔になった子供を家の地下で育てたとか言われていますね。
ここから一気に現実味を帯びてきますが、この時を境にジャージーデビルを目撃する人が後を絶たず、1740年から100年かけてキリスト教の聖職者達により悪魔払いも行われています。
ジャージーデビルは先住民の間でも知られていた
この未確認生物の不思議な所は、調査の結果として野生動物の誤認や、遺伝子疾患の子供説、集団ヒステリーが挙げられてきましたが、どう考えてもそれとは辻褄の合わない目撃情報が多い事です。
更に調査してみると、アメリカ大陸に移住してきた白人の間でジャージーデビルの存在が囁かれるよりも先に、原住民の間でも既に知られていた事が分かっています。
つまり、記録よりもはるか昔よりジャージーデビルは存在していた事になりますね。
この目撃多発地域でもあるパインバーレンズはそんな経緯もあり、不吉な土地として忌み嫌われてきたようです。
ジャージーデビルの正体について
書籍「UMA完全ファイル」によると、ニュージャージー州に12人の子供を持つ夫人の存在は事実の様です。
伝承ではリーズ夫人となっていますが、この子だくさんの夫人は実際はリード夫人だった事、13番目の子供はいませんでしたが、記録に残っている話としてはある日子供が森の中で奇妙な卵を拾って来たと言う事です。
家の暖炉でその卵を大事に育てた結果生まれたのは見た事も無い異形の生物でした。
これがジャージーデビルの該当する未確認生物の様です。
一見するとコウモリにも見えるこの醜悪な生物は、オレンジ色の目玉、尖った耳、細長い尻尾を持っていたと言う事です。
その後地下室で育てられた事までは真実の様ですが、日に日に大きくなり飼い主にも噛みつく様になったこの未確認生物、ある日隙を見つけてそのまま逃げてしまったそうです。
どうでしょう、ここまで特徴を列記してみるとその正体は正に翼竜です。
実は一部の専門家の間では古くからジャージーデビル=翼竜と見る人も多く、種類もアンハングエラと言う物だと見られています。
悪魔にしか見えない翼竜アンハングエラ
このアンハングエラと言う翼竜は、南米の言葉で「年老いた悪魔」と言う意味があります。完全に化石などの外見からのみ付けられたネーミングですが、誰が見ても悪魔に見えると言う事でしょうか。
似た様な翼竜でランフォリンクスと言う種類も居ますが、大きな違いはアンハングエラの方は長いくちばしの中に牙が生えている所ですね。
ジャージーデビルの正体が何故ここまで明確に分かっているのかと言うと、既にアメリカ軍はこの未確認生物の卵を複数入手しているとの事です。
1993年には雌のジャージーデビルと共に4個の卵も捕獲したと言う事ですから、現在ではその研究も進んでいるんだと思われます。
この記事内の画像は全てその際に撮影された物だと言われていますが、この時の雌の個体と卵から孵化した個体も含めて現在ではアンハングエラの繁殖が進められているとの事です。
こうして一連の話を書いてみるとオカルトチックな未確認生物と言うよりは、太古の翼竜の生き残り譚に色々尾びれが付いた感じですね。
個人的には信憑性がある話かなと思います。
なにせ米軍が行う事ですから、どこかから情報が洩れたとしてもそれは実際にあった事と考えるのは不自然ではない気がします。
ひょっとしたら今後より詳細なジャージーデビルの情報が入ってくるかもしれませんね。