アメリカはニュージャージー州で古くから目撃されている未確認生物がジャージーデビルです。
他のUMAとの違いは、伝説がそのまま現実になったかのような一連の話のディティールが素晴らしい事が挙げられます。
別名をリーズの悪魔とも呼ぶジャージーデビルは、その姿もイラストの様なウマと蝙蝠とを掛け合わせたかのような異形のフォルムです。
注目すべきはジャージーデビルの誕生秘話
胴体には黒い体毛が生えているようで、時には空を飛ぶ事も可能、民家の屋根や庭先に足跡を残して行く事もあるそうです。
何故別名をリーズの悪魔と言うかといいますと、古くは1735年に嵐の最中13番目の子を今正に出産しようとしていた時に一言、「こんな難産ならいっそ悪魔が生まれた方が良い」と唱えたところ、本当に悪魔が生まれてしまいすぐに飛び去ったと言う物です。
これには諸説があって、嵐の最中と言う状況は一緒ですが、もう一つの節は既に赤ん坊は生まれています。
そして、母親のジャネット・リーズは、それとなく魔術の真似事をしたところ、腕の中に抱えていた赤ん坊が悪魔になり飛び立ったと言う物です。
真実かどうかは別として、この話は非常にアメリカ文化らしい話しな気がしますね。
日本だともっと話しの中にアンコがあるというかwww
ゾッとするのはこのジャネット・リーズ、実在していた事が記録に残っています。
そして、子供も見事に12人までは公的に記録が残っていますので、まさか本当に13番目の子が悪魔になったのでしょうか。
又、目撃情報も他の未確認生物とは一線を画しています。
1778年には時の海軍のお偉いさんが遭遇、銃撃した所ジャージーデビルの羽を打ち破ったと言う細かい情報まで残っています。
そして特筆すべきは、1820年代に元スペイン国王がニュージャージー州で目撃しているという事、この二つの目撃情報はかなり信憑性は高いと思います。
もう100年以上も前の話ですから、多少は話しに尾びれが付いているとも思いますが、国の重役に付いている人物が情報を残していると言うのが非常に貴重ですね。
ジャージーデビルの正体に関して
時代のサイクルで騒がれたりするジャージーデビルですが、一応その正体を暴くかのような説は幾つかあります。
一つ目は太古の翼竜説。
もう一つはウマヅラコウモリ説(アフリカ大陸に実在するコウモリ)。
そして最後は他の動物の誤認説です。どれも可能性は高そうでが、やはりここではウマヅラコウモリ説を推したくなりますねwww
そして、ジャージーデビルの伝説も言うべき土着の逸話が元々この地には残っています。
日本で言うなれば座敷わらしの一連の話と言った所でしょうか。
大昔に森で何かの卵を拾った兄弟、親にも内緒で地下室で育てていましたが、孵化した謎の生物は凶暴で結局親に見つかり森に帰って行ったと言う話があります。
もう一つは悪魔の様な容姿の子供が生まれ、何とその子は誕生してすぐに飛び立って行ったと言う伝説です。
個人的な見解ですが、こちらの話が昔に語り継がれていて、時代を超えてジャネット・リーズの世代に出産にまつわる話と絡めて世に広まったのではと思います。
裏を返せば、未確認生物とまでも行かなくともリーズの出産、あるいは13番目の子に何か事件があったんだと思います。
今となってはそれを知るすべは有りませんが、ロマンと歴史を少し感じる話ですね。
最近では1993年に森でパトロール中に二足歩行する奇妙な生物の目撃情報があります。
イラストを見た事がありますが、これは既存のジャージーデビルとは少し違うかもしれませんが、パインバーレンズの森には何か他にも未確認生物が潜んでいるのでしょうか。