ほぼ宇宙人と言う事で確定だと思いますが、未確認生物との説もあるフラッドウッズモンスターの紹介です。
当初3メートルの宇宙人と呼ばれていました。
今なおインパクトのあるイラストのフラッドウッズモンスター
この記事のアイキャッチ画像を見てもらえば分かるように、その姿たるや強烈なインパクトです。
50年以上経っても今なおUFO系の話の中で一二を争う認知度なだけありますね。
このイラストは、当時ニューヨーク有名テレビ番組でもあった「We The People」内で、目撃証言を元にスタッフによって書かれた物ですが、この瞬間から今日に至るまで世界中で認知される姿となってしまいました。
特に全米は、当時ちょっとしたパニックが起きるほど有名な話だったようで、ある意味宇宙人ブームのパイオニアなのかもしれませんね。
日本で言う所の口裂け女や人面犬みたいな感じでしょうか。
フラッドウッズモンスター事件の概要
事件が起きたのは、1952年九月の事です。
場所はウェストヴァージニア州のブレクストン群、フラッドウッズ町です。
時間は夕方付近で、エルクス川の方向に空から燃えるような赤い物体が飛行して行くのが先ず目撃されます。
直ちに保安官と副保安官が呼び出されますが、結局フラッドウッズモンスターと遭遇するのはこの二人ではありませんでした。
10歳になるトミーと言う少年と、その友人で12歳、13歳のメイとエドワードの兄弟が目撃した事を母親のキャサリーンに告げた所懐中電灯を持って現場に向かったそうです。
更には、この子供たちとは別の地元の少年三人と、州兵で当時17歳だったレモンと言う名の青年が現場に向かいます。
現場は農場になっている丘の頂上付近で、最初にそこで目にしたものは約3メートル程の燃えるような火球でした。
その時現場では焼けつく様な匂いのする霧が立ち込めていたと言う事で、これが後々別の問題を起こす事になります。
キャサリーン夫人がふっと左手の樫の木付近を見ると、そこに二つの光が光っているのに気づきます。
持っていた懐中電灯を向けたところ、いよいよ持ってフラッドウッズモンスターの姿がそこにあったのです。
その外見は、冒頭にも書いたような3メートル程の慎重に、大きな光る眼が二つ、服の様な物を纏っていましたがまるでローブの様なヒラヒラしたものでした。
何と一貫性の無い格好と思いますが、その他の特徴としてはトランプのスペードの様な頭部に細い腕、尖った爪の様な無機質な指先を持っています。
恐ろしい事に、中空を浮きながらキャサリーン夫人達の元に近寄って来たと言う事で、後で確認したところ「シュー」と言う異音も同時にしていたようです。
何か空中浮遊するためのジェットパックみたいなものでも装着していたんでしょうか。
直ぐに一行はキャサリーン夫人の家に逃げ帰り、電話で保安官に助けを求め更に地元新聞社へも連絡をします。
その後、連絡を受けた新聞社のスチュワートは州兵のレモンを連れて再度現場に戻りますが、その時には何もいなくなっていたようですね。
ただ、先ほど感じたような何か金属を無理やり燃やしたような匂いはまだ残っていたようです。
そして更に現場に行ってみると、そこには謎の黒い液体と轍の跡があったようです。
後の調査で、轍の跡は地元の人間が来るまで侵入した跡とほぼ断定されているようですが、黒い液体は一体なんだったんでしょうか。
遭遇した人たちの体調の異変
次の日から遭遇した人たちは原因不明の症状に悩まされることになります。
喉の痛みと腫れ、嘔吐、痙攣などですが、とかく宇宙人やUFOを間近で見た人には起きがちな症状です。
個人的には一種の被曝症状では無いかと思いますが、根拠はありません。
現場に二度向かったレモン州兵の症状が一番重く、数週間は体調が優れなかったようですね。
立ち込めていた謎の霧がこの時の原因でしょうか。
同時刻に発生していたUFO目撃事件
何でも時同じく、地元の人たちは複数のUFOを目撃しています。
4体ほどの未確認飛行物体の内一基は空中分解を起こしたようにも見え、その他着陸したようにも見えたUFO等もあったとの事です。
やはりこの時この場所で何らかの生物が関わって居た事は確実だと思います。
こうして一連のフラッドウッズモンスター遭遇事件はすぐに全米中で知れ渡り、その異様さから注目を集めますが、その後同じような宇宙人に遭遇したと言う証言が無い事などから、現在も特に進展があるわけではありません。
後に様々な推論が憶測を呼び、中にはフクロウを誤認した説や、隕石だったと言う説もありますが今一信憑性に欠けると思います。
そして、更に冒頭のイラストをベイカーと言う人が模写した物が出回っていますが、この方後にメンインブラックを公表する事になります。
実に興味深い事件ですね。