スカイフィッシュは2000年代に話題になったUMAです。
背景にはビデオカメラの普及が挙げられ、人々が野外で撮影した動画に奇妙な生物が写っていると流行したものです。
欧米ではその形状からフライング・ロッド(空飛ぶ竿)とも呼ばれますが、日本以外ではこの呼び名の方が普及してるみたいですね。
外見は両派時に波型の羽と思しき物を携えて、空中を高速で飛行する未確認生物と言う事でした。
事でしたと過去形で書いたのにはわけがありまして、このスカイフィッシュ、近年ではハエ等の昆虫が正体ではないかと言われています。
半ばその説で確定している事もあり、最近ではめっきり騒がれなくなってしまった珍しいUMAですね。
一番最初に話題になった際も、ホセと言う男性の方が発見し、動画や写真位は写るけど実際は目で追う事の出来ない生物が存在していると発表しました。
その不可思議な生態も含めて、様々な仮説や憶測が飛び交い、世界中で認知されるに至ったんですね。
スカイフィッシュは存在すると思ってました
初めて話題になった1995年から一気に有名になった2000年代は、民法のテレビでも特集が組まれたりするなど、話題になったスカイフィッシュですが、自分も存在するものだと信じていた物です。
記憶にあるのは、当時南米のスカイダイビングのスポットでもあったゴロンド・リナスと言う大地に大穴を開けたような洞窟めがけてスカイダイビングする人を撮影した動画がありましたが、そこにはおびただしい数のスカイフィッシュが写っていたんですね。
実際にその場に居た人たちは大勢だったのにも関わらず、肉眼では一匹も捉えられない。
不思議だーって事で見てました。
検証のために実際に現地まで飛んだ撮影隊もいて、テレビを食い入るように見ていましたが、結果は上記と同じ、映像には沢山の未確認生物が写っているけど肉眼では補足できないんです。
個人的な感覚としてはその辺からブームは下火になったような気もしましたね。
世間の熱が一気に冷めたといいますか、サーッと引いて行った感覚は覚えてます。
実の所、研究者の間では割と早い段階で真偽に関して論議は固まっていたようです。
と言うのも、身近すぎる割には不可解すぎるこのスカイフィッシュ、様々な仮説を検証して行ったところ、効率よく正体にたどり着いてしまったと言う所でしょうか。
「モーションブラー現象」とも呼ばれるハエなどの小型生物がカメラの前を横切ると被写体がブレる現象をこう呼びます。
つまり、カメラまでの距離と速度の関係で小型の飛行生物の姿が後続側に伸びて、残像を伴うんですね。
結果、一種の棒状の生物が飛行しているように見える。
そして、元々ハエなどの生物は飛ぶことにかなり特化していますから、それなりの速度も出るし身近にもいると言う事になります。
思えば先ほど書いたゴロンド・リナスの洞窟に関しても周りは木々に覆われているような立地条件ですので、無数のハエを始めとした虫が飛んでいても何ら不思議はありません。
むしろ飛んでいない事の方が不思議になりますね。
これがスカイフィッシュの正体です。
ちなみに当時は六甲山にスカイフィッシュが沢山出るとか、襲われたとか色々な話がありましたが、これがホントだとするとそれは別の未確認生物の仕業になるんでしょうか。
又このサイトで取り上げる日が来るかもしれません。