アイルランドの湖沼は未確認生物の宝庫?
今回はアイルランドに生息するリー湖の怪物についてです。
このサイトを運営し始めた当初では考えつかないほどアイルランドの湖や沼には未確認生物が多いですね。
個人的にはカナダとアメリカの国境周辺、いわゆる五大湖付近の未確認生物とアイルランドの未確認生物が、数では双璧をなすんじゃないかと思います。
それぐらいこの地域では水生型の未確認生物が多いんですね。
リー湖の怪物と呼ばれるUMAも、正式名称があるわけではありません。
昔からその存在は信じられてきましたが、現代でもそのまま湖の名を関して「リー湖の怪物」と呼ばれているあたりに信憑性があるような感じがします。
3人の僧侶が目撃して有名になった水馬
一躍リー湖の怪物を有名にしたのが、1960年代に発生した目撃情報です。
これはマレー、バーク、クイグリーと言う三人の僧侶が湖で釣りをしている最中に怪物を目撃した物です。
船からおよそ100メートル程離れた湖面に、ポッと顔だけ出した怪物を発見しました。
最初に発見したのは三人の誰かと言うのは分かっていませんが、他の二人も併せて全員が目撃した事は記録に残っているようです。
その後怪物は、体を湖の中に沈めたかと思うと再度浮上するような泳ぎ方で、段々とボートに近づいてきたと言います。
スピードはそんなに速いわけではなかったようで、三人に恐怖はあまり無かった様ですね。
近づいてくると、その怪物はウミヘビの様な体に馬に似た頭部を持ち合わせた生物だったと言います。
体の大きさは不明ですが、水の上に飛び出た頭部の大きさが50センチほど、その頭部から首の付け根と思われる部分までは約1メートルほどのサイズだったと言います。
ヨーロッパ、とくにスコットランドやアイルランドでは水馬(シーホース)と呼ばれる幻想生物の伝承が至る所にありますが、当初このリー湖の怪物も水馬とされて話題になったようですね。
怪物の正体と実在の可能性
この未確認生物に関しては、やはり聖職に就く人間が遭遇・目撃したと言う事が大きいです。
しかもそれが3人ともなると、何かしらの怪物がリー湖に潜んでいるのはほぼ確定と言ってよいでしょう。
残念ながら世界的にはまだマイナーなUMAですが、未知の生物が湖内にいる可能性が高いと言うのはロマンがありますね。
しかし、正体の説としてはカワウソの誤認説が一番有力となっています。
大の大人三人がまとめてカワウソを怪物と見間違えたとはちょっと考えにくいですが・・・。
この60年代の目撃情報の後、リー湖では怪物を使った町おこしも行われたようで、当時のポストカードなども残っています。
他のアイルランドの未確認生物とは少し違う種類の気もしますが、この付近は未確認生物が多く潜んでいそうと言う事実もありますからね。
やはり特定の生物の生息しやすい環境になっているんでしょうか。