「犬を連れ去る者」シュンカ・ワラキンとは

ネイティブ・アメリカンの伝承にも登場するUMA

シュンカ・ワラキンはネイティブ・アメリカンの間で伝わる謎の獣です。
外見はハイエナの様でもありオオカミの様でもあると言います。

四足歩行のこの獣は、シュンカ・ワラキンと言う名前を直訳すると「犬を連れ去る者」と言う意味になるように、家畜に害を及ぼす存在として恐れられてきました。
肉食で、凶暴な事が伺えますが、その正体も気になる所です。

信心深いネイティブ・アメリカンの伝承の中で、サンダーバードと同じく未確認生物の可能性が高いです。
アルゴンキン族の伝承で有名な物はマニトゥムーウィスマルスムと言ったいわば精霊とも悪霊とも取れる存在ですが、それとは対象的に物理的に接触していた可能性が高いです。

アメリカ大陸ならではの未確認生物

まずネーミングから判断出来る材料として、ネイティブ・アメリカンの方々が恐れる存在である事と、犬に代表される様に被害を被る家畜が居ると言う事です。
ハイエナはこの地域に生息しているイメージはありませんが、残るオオカミがその正体ではないかと言われています。

日本でも昔存在したニホンオオカミが有名ですね。
それと同じく、絶滅していたと思われるオオカミ等がシュンカ・ワラキンの正体ではないでしょうか。

結論を急ぐのは少し早いかもしれませんが、大昔北米大陸にはダイアーオオカミと言う生物が生息していました。
現在ではオオカミの祖先ともみなされるこの生物、それの生き残り、もしくは進化した未知の生物がシュンカ・ワラキンなのかもしれません。

それと同じく有力な説になっているのがシュンカ・ワラキン=ヒアエノドン・ギガスです。

2000万年前に生息していたヒアエノドン・ギガス

ヒアエノドン・ギガスは一言で言うと大きなハイエナの様な外見をしています。
似ていますがハイエナとは少し違う生物の様ですね。

すでに絶滅してから2000万年も経つとの事ですが、大昔にこの様な生物が存在して事も知りませんでした。

体長は約3メートルもあるようで、犬型の動物がこのサイズもあると圧巻ですね。
先のダイアーオオカミと同じくこちらのヒアエノドン・ギガスも、シュンカ・ワラキンの正体として有力な説になっています。

余談ですが70年代後半にはシュンカ・ワラキンと思しき生物が射殺されたと言います。
死骸を確認すると、ハイエナにしては頭部が長いですがそれ以外は極めて似ているとの事でした。

この事から、シュンカ・ワラキンはハイエナの亜種、それも未確認の生物の可能性が一気に高まったたんです。

しかし、今日に至るまでにシュンカ・ワラキンの情報はプツリと途絶えてしまいます。
その後、大きな事件や目撃情報もありませんが、既に絶滅してしまったんでしょうか。

噂ではニホンオオカミも実はまだ生きているとの話もありますが、北米大陸でもひっそりと絶滅したと思われる生物が生きているかもしれませんね。

シュンカ・ワラキン
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