ゴートマンはアメリカの都市伝説に登場する様な半人半獣の未確認生物です。
ちなみに英語では半人半獣の事をドッグマンスター等とも言いますが、ゴートマンは体の半分がヤギです。
ここまで書いただけでその異様な姿は想像に難くないと思いますが、ゴートマンを取り巻く背景も又異様です。
ゴートマンは未確認生物か?
主にゴートマンが出没すると言われているのがアメリカのメリーランド州リンスジョージ郡にあるガバナーズ橋付近です。
特筆すべきその外見は頭部がヤギで首から下は筋骨隆々な人間の体となっていて、色は全体的に黒ずんでいるようです。
身長は約2メートルと大柄で、時に手に凶器を持って襲ってくる事もあることから非常に凶暴な性格と言えるでしょう。
古くは1950年代にも目撃情報があり、このガバナーズ橋付近はカップルのデートスポットでもある事から狙われるのは男女ペアが多いようです。
まるでカップルに嫉妬する悲しい半人半獣と言った様子も伺えますが、ゴートマン誕生にまつわる伝説もあり半ば都市伝説と化した生物と言えます。
ゴートマンは遺伝子操作の怪物?
元々ゴートマンが目撃される場所の近くには酪農工場があり、ここの名前を取って時には「ビリワック・モンスター」とも呼ばれる事があります。
まあ、日本的にもゴートマンの方が馴染みがあるというかスッと頭に入って来る感じはしますが。
あくまで噂ですが、この工場では時に軍事の秘密工場としての側面も持っていたようで、工場が廃れた後は本格的にここで遺伝子操作の研究が行われていたとの噂もあります。
結果、ヤギと人間の合成された様なキメラ生物が誕生し夜な夜な徘徊してはカップルや付近の民家を襲っていると言うのです。
この話の出所や真偽は定かではありませんが、ゴートマンを語る上で欠かせない重要なファクターである事は間違いないでしょう。
ゴートマンの名前が世の中に知れ渡るようになったのは実際に襲われたと言う人が稀に出たからです。
古くは1970年に10代の若者たちがハイキングにこの付近を訪れ、その場で惨殺されたと言う事件もあったようです。
逃げ切った男性がその足で警察に飛び込んだ事から事件が発覚したとされていますが、この話も真偽の程は不明です。
実際にこの様な事件があったら今でも大ごとになっていると思いますが、まさか本当にアメリカ軍が絡んでいて事件その物を隠ぺいしてたりして・・・。
この他にも手に持った巨大な斧で車のフロントガラスを割られたと言う人もいれば、そのまま社内のペットの首を切られたと言う人もいたりして少なくとも何かの事件が多発している事は間違いないようです。
気になるゴートマンの正体は?
ここまで書いて疑問なのはゴートマンの正体はいったい何なのかと言う事です。
完全に他の未確認生物とは一線を画しています。
外見はある意味西洋の悪魔バフォメットの様ですし、仮に未確認生物だとしても他の国で似たような生物が表れない以上非常に胡散臭い怪物と言えます。
このサイトのアイキャッチ画像にもしてありますが、一応何年か前にアメリカでゴートマンの姿をとらえたと言う写真も存在します。
ただ、やはりこの写真を見ても分かる通り非常に作り物臭がします。
しかし、1950年代から目撃情報も有ると言う部分を加味すると、昔には何らかの生物がこの地に存在し付近を騒がせた事は確かなようです。
ひょっとしたら本当に軍事工場で作られたキメラ生物が当時は跋扈していたのかもしれません。
ただその当時からも既に50年以上経っている事も考えると生きながらえているとは思えませんね。
映画武器人間やムカデ人間の様に無理やり頭部にヤギを被せられた実験体でもいたのならば話は別ですが。
アイキャッチ画像引用元: https://hollywoodlife.com/