超常現象を起こす契約の箱『アーク』は実在した?伊勢神宮にも関係していた!?

みなさんはインディ・ジョーンズという映画をご存じですか?

ハリソンフォードが主演の古代のお宝探しをするアクション映画なのですが、そのシリーズの中に「レイダース失われたアーク」というエピソードがあります。

この映画に登場する聖なる箱「アーク」、実は実在していた可能性があるんです。しかもこのアークは日本の伊勢神宮とも関係していたといわれています。

今回はこのアークについて深掘りしてみたいと思います。

アークと旧約聖書

旧約聖書に、長さ100~130cmで幅と高さが60~80cmほどのアカシアの木で作られた契約の箱というものが登場します。

この契約の箱には純金の装飾が施されていて、箱が直接地面に触れないように底の四隅に脚が付けられ、持ち運ぶ時にも箱に手が直接触れないように2本の棒が付けられているのです。

実はこの契約の箱こそ今回深掘りしていくアークのことで、箱の中には預言者モーセが神に授けられたという十戒を刻んだ2枚の石板とマナという食料が入った黄金の壺と、超常現象を引き起こすというアロンの杖が収められていました。

このように作り出された契約の箱アークは、モーセが民たちと移動するのにあわせて祭司たちが担いで移動させ、移動が終わると移動式の神殿(幕屋)に安置されたのです。

アークは神の意思をイスラエルの民たちに伝えるために使われ、神からのお告げがある場合アークの上に雲が現れたといわれています。

アークは武器としても使われた

さまざまな超常現象を引き起こすアークは、その秘められた力から武器としても使われていました。

モーセの後継者であるヨシュアの時代以降、アークは武器としての力を発揮します。

ヨシュアが死海北西部にあるエリコという町を攻めたときは、祭日司たちがアークを担いでエリコの城壁の周囲を7日間にわたってまわって角笛を吹くと、エリコの町の巨大で頑丈な城壁が崩れ落てしまったのです。

他にも数百キロという重量のアークが宙に浮かび、敵へ向かって飛んで攻撃をしたという逸話もあります。

その後アークは戦いの際にペリシテ人に奪われてしまいましたが、ペリシテ人たちがアークを持ち帰ると、町には恐ろしい感染症が流行してしまいました。

このことからペリシテ人たちはアークを持ち帰ったことによる災厄としてアークを恐れ、すぐに返還されたといわれています。

アークの行方

その後時代は流れ、イスラエル王国第三代のソロモン王はエルサレム神殿にアークを安置しました。

しかし、エルサレム神殿にアークが安置されてから旧約聖書にアークのことを記す記述が消えてしまっています。

紀元前722年にイスラエル王国は滅亡してしまい、それにともない分裂した南のユダ王国が、紀元前587年に新バビロニアのネブカドネツァル王に滅ぼされた時にアークが安置されていたエルサレム神殿は破壊されてしまいました。

イスラエル神殿が破壊されてしまったことによってアークの行方は完全にわからなくなってしまったのです。

アークは伊勢神宮にわたった?

ところでみなさん、アークの形どこかで目にしたことはありませんか?

4つの棒が付いた金色の箱、そうです日本の祭りで担がれるお神輿と同じ形をしているんです。

しかも神輿を担ぐときに使われる「エッサ」というかけ声、これはヘブライ語で「運ぶ」という意味があります。

その昔、ユダヤの大富豪エドモンド・ロスチャイルドが日本へ来た時に神輿を目撃して、あまりにもアークと似ていたことから絶句してしまったという記録もありました。

実は今回ご紹介している契約の箱アークは、日本に渡ったという説もあるんです。しかもあの有名な伊勢神宮に安置されているといいます。

伊勢神宮に納められている三種の神器のひとつである八咫の鏡は御船代という箱に納められていて、アークという言葉は「船」という意味があるのです。

しかもアークの中身は最終的には十戒の石板だけが納められるようになりましたが、御船代にもまた八咫の鏡だけが納められ、どちらも状況が一致します。

さらにアークは安置される場所を20年に一度変更されますが、伊勢神宮の式年遷宮も同じように20年に一度行われるのです。

このことから、伊勢神宮の地下には今もなおこの失われたアークが眠っているという噂が多く飛び交っています。

まとめ

古代イスラエルで多くの奇跡を起こしてきたアーク、いつしかその行方はわからなくなり「失われたアーク」とされ、世界中の学者たちが探し回ってきましたが、もしかしたらその存在は私たちの身近にあるのかもしれません。

近い将来また新たな手がかりが発見されたらここでも紹介したいと思います。

 

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