メリーさんの館。大分県では有名なお化け屋敷です。
なぜメリーさんの館は有名なのか?これを呼んでいる皆さんの中にはうっすらと察している方もいるのではないでしょうか?
そう、メリーさんの館とは心霊現象が頻発していたと言われている大分県の某遊園地近くにあるお化け屋敷(心霊スポット)だったのです。
今回はそんなお化け屋敷、メリーさんの館とはどういうものだったのか、体験談や現在のメリーさんの館についてお話していこうと思います。
メリーさんの館とは
メリーさんの館とは大分県にある某遊園地の近くにあったお化け屋敷(心霊スポット)です。
メリーさんの館の始まりは、昔老夫婦が住んでいたのですが、その老夫婦死後そこは廃墟に。
そこを若い青年が心霊スポットとして遊びに行った際に気が狂って帰宅しており、その後そこを解体工事している際に不可思議な事や死亡事故が多発したとのことで、近くにある遊園地にあったお化け屋敷メリーさんの館をもじり、メリーさんの館と呼ばれるようになったそうです。
当時を知っている私の母いわく“祈祷師が祈祷していた”、“あそこは誰も近づかない”等言っており、母はそういった心霊などは全く信じていないにも関わらずそう言うくらい恐ろしい場所なのだという事が伺えました。
では、一体どういう事が起きていたのか?当時の事を知っている知人が居たので聞いてみた話を皆さんにもお伝えしたいと思います。
体験談
これは私の知人から聞いた話です。
当時から有名だったメリーさんの館と呼ばれていた廃墟。私はそもそも怖いものが苦手だったのですが、周りの友人たちは逆で怖いものがとても好きな子が多かったんです。
解体工事をしているという噂は聞いていて解体工事期間が何度も延期されていたり、一旦中止されていたりとかも聞いていました。
そういった話を聞いて友人たちは大盛り上がりで「今度皆で行ってみない?」などの話が持ち上がるほどでした。メリーさんの館は山の中にあった建物で行くのも車なしでは難しく、かといって親にお願いしても連れて行ってくれるはずもなく、話はほぼ実行できないものとして終わりそうだったのですが、当時高校3年生終わり頃でバイクの免許を取っている子も友人に多く、
「2人乗りしていけばいけるんじゃない?」
という話になり行く事になってしまったんです。ですが、私は怖いものがとても苦手だったので「せめて明るい時間帯に行きたい」と言い休みの日の昼の13時頃に行くことになりました。
当日昼13時頃にインターチェンジ前のコンビニで集合し、いざメリーさんの館へ。メリーさんの館へ行く道中はなんともなかったのですが近づくにつれ森は鬱蒼としていきました。
なんとなく怖い気持ちを抱えながらも皆が居るから大丈夫という気持ちで着いて行っていたように思います。
そして13時半~14時頃だったでしょうか。途中で徒歩に切り替え、ようやくメリーさんの館へ。昼の明るい時間帯だというのに周りは暗く、嫌な雰囲気が立ち込めていました。
入口の門には誰が飾ったか分からないヤギの骨の剥製のようなものが飾られていて、とても怖かったのを覚えています。
友達の1人の少し勝気な子が先頭で中に入っていきました。解体工事中なのもあって立ち入り禁止の看板が立っては居たのですがそれを無視して中に入りました。
中はとても暗く、皆で携帯のカメラの明かり機能で照らして入っていきました。
そこでいざ進もう。となった時
「きゃあああああ!」
先頭を歩いていた子の悲鳴がしたと思ったらその子が入口に向かって猛ダッシュで外に出てきました。
「どうしたの!?」
そう声をかけましたが無視で「早く!」それしか言わず皆で走ってその子に着いて、森を出てバイクを止めていた場所まで行きました。
友達は気が動転しているのか落ち着かない様子だったので自販機でジュースを買い、それを渡してどうにか落ち着かせた時友達の1人がどうしたのか聞いたんです。
そしたらその子「足首に違和感があって見てみたら白い手が私の足を掴んでいた」と言ったんです。
そこで私達全員サーっと顔から血の気が引いてその日はそのまま家に帰宅しました。これが当時私が体験した話です。
以上が私の知人から聞いたお話です。私はメリーさんの館とはそういう名前のお化け屋敷があるものと思っていたのですが、どうやら心霊スポットだったようですね。
色々な心霊スポットの話は聞いてきましたが、入ってすぐそう言った事が起こるのは本当にやばい心霊スポットでしか聞いたことが無かったので本当に恐ろしい場所だったのだなと伺えます。
当時の事を教えてくれた知人は教えながらも「絶対に行ってはいけない」と何度も、何度も言っていました。
メリーさんの館の現在
現在のメリーさんの館があったであろう場所はどうなっているのか、気になる方も居るかと思います。
また、どんなものか行ってみたいと思っている方も居るかもしれません。そこで現在のメリーさんの館がどうなっているのかお話していきたいと思います。
現在のメリーさんの館は無事解体工事も終わり更地になっているようです。更地になった後その現場へ行った事のある方の話では
「更地になっていて何もないはずなのに何か変な空気だった」
「昼間なのに周りは暗く、何か近づいてはいけないような気がした」
等の話が上がっているようです。
メリーさんの館自体はないのにそういう空気を感じるのであれば、その土地自体に問題があるかもしれません。
解体まではかなり時間がかかっていたようで、何度も祈祷されている所を目撃した人なども居て本当に恐ろしい場所であった事が分かりますね。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか?以上が大分県にあったメリーさんの館のお話でした。
もう廃墟自体はなくなってしまっているようですが、更地になっても嫌な空気はそのままというのがとても恐怖心を煽りますよね。
大分県は元々心霊スポットも多く、そういったよくない場所もとても多い事で有名ですよね。
これを読んだ皆さんも気付かない内にいわくつきの場所を通っているかもしれません。くれぐれもご注意ください。