古代人 ボスコップ人絶滅の謎

みなさんは今から30万年前から1万1700年前にこの地球に存在していたボスコップ人という古代人をご存知ですか?ボスコップ人はどんな人種だったのか?なぜ絶滅したのかについて探求してみます。

ボスコップ人とは?

ボスコップ人というのは中・後期石器時代に実在していた古代人です。

なんと彼らは私たち現代人よりも脳の容積が30%も大きく、記憶などを司る前頭葉が1.5倍も大きかったと言われています。

ということは私たちよりも高い知能と驚異的な記憶力を持っていた可能性があるのです。

ボスコップ人発見の経緯

ボスコップ人は今から100年以上も前の1913年に南アフリカ共和国トランスバール州ポチェフストルーム地区にあるボスコップ村で発掘されました。

発見された遺骨は私たち現代人よりもはるかに頭蓋骨が特徴で、 この大きな頭蓋骨は後にボスコップ頭骨と呼ばれ、この頭蓋骨の持ち主をボスコップ人と呼ぶようになりました。

ボスコップ人は高知能の持ち主?

ボスコップ人の脳の容積は、私たち現代人の脳の容積が約1400ccあるのに対してそれより35%も大きい約1900ccもあったと言われています。

頭の良さを左右すると言われている前頭葉の大きさも私たちの1.5倍あったとされているので、いくつもの情報を一度に処理できる能力を持ち、情報分析能力や私たち現代人には理解できないような高度な知識を持っていたというのです。

さらには記憶力も現代人と比べて格段に高かったと言われています。

ボスコップ人は人間ではない?

発掘された当初、その大きな頭などのからボスコップ人は人類とは違う別の種族なのでは?という意見も多くあったようです。

フレデリック・フィッツシモンズという学者によると、ボスコップ人も人類と同類であり、人類の祖先であるクロマニヨン人の中の絶滅した一つの種族だと主張しました。

他にもボスコップ人が人類と同じ種族だと言及している学者は多く、ボスコップ人の骨格の構造を研究した結果、ボスコップ人は私たちと同じように直立歩行していて、顎の構造から話をすることもできたというのです。

なぜ絶滅してしまったのか?

なぜボスコップ人は私たち現代人よりもはるかに高度な知能を持っているのにも関わらず絶滅してしまったのでしょうか?

ボスコップ人の研究をしていた学者たちは、その謎を解明するためにある仮説をたてました。

絶滅してしまった理由、それは脳の栄養不足です。

これだけ大きくて高知能を持っている脳の機能を維持していくには多くのエネルギーを要します。

しかし、ボスコップ人が生きていた中・後期石器時代には脳の機能を維持できるだけの栄養源が乏しかったのです。

私たちが生活している現代ならば、ボスコップ人の脳の機能を維持していくための栄養源は豊富にあるはずですが、中・後期石器時代はまだ狩猟採集によって主な食料を調達していた時代なので、それだけでは彼らの脳と身体機能を維持していくには不足していた可能性があります。

さらにボスコップ人たちが生きていた時代では、彼らの高度な知識は十分に発揮できなかった可能性があることについても学者たちは言及しています。

中・後期石器時代は社会的な整備もまだ無く、現代のような技術も発展していません。

そんな時代にボスコップ人の高度な知能があったとしても役には立つ機会は少なく、宝の持ち腐れ状態になっていたことが考えられるのです。

まとめ

もしボスコップ人が現在に生きていたなら、現代の技術は飛躍的に高度なものになっていたはずです。

特に医療面などで大きな成果を上げていたのではないでしょうか?

現代ならその高度な知識をフル活用できてボスコップ人も大満足だったはずです。

つまり彼らは生まれた時代が極端に早すぎたのです。

ところで、皆さんはよくUFO関連で登場するグレイという宇宙人をご存知ですか?

グレイの特徴、そうですボスコップ人と同じく頭が異様に大きいんです。

あれ?もしかしてグレイはその昔高度な技術を持って地球を離れたボスコップ人?

という意見もあるようです。

ボスコップ人が地球上から消えた真相、それはまだ謎に包まれています。

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