人狼型未確認生物シャギーについて
未確認生物、いわゆるUMAは大きく分けると水棲型、類人猿型、飛行型と3つのタイプに分かれます。
それ以外のカテゴリーに入るものは、もちろん数多くいますが、どのどれもが上記タイプの派生した枠で収まる事が出来ます。
しかし、今回紹介するシャギーの様に、おおまかなタイプではどこにも当てはまらない未確認生物もいます。
言うなれば人狼型UMAとでも言いましょうか、シャギーは狼男のような未確認生物なんです。
アメリカウィスコンシン州に現れるシャギー
一躍シャギーの名が有名になったのが2006年の9月に目撃された事件によります。
当時ウィスコンシン州の南部、ウォルワース群の街道を車で走っていたジャックとジュリアが至近距離で遭遇したんですね。
具体的には、夜の12時ごろ自宅で誕生日会を終えたジャックは恋人のジュリアを車で家まで送り届ける最中でした。
彼女が住む町まであと少しと言うところで、道路の中央に何か伏せているのに気が付きます。
犬かとも思ったそうですが、色は黒く大きさもかなりある事に気づきました。
ゆくり車を徐行させていると、突如その黒い生物は立ち上がります。それも二本足で。
身長は2メートル程もあり、尖った耳と尖った目が不気味だったそうです。
正に人間と犬、もしくは狼を足した様な未確認生物がそこにはいたわけです。
ホラー映画なら、ここでパニックを起こしたカップルにいきなり襲い掛かるというのが定番ですが、意外な事にその怪物は背中を見せると悠々と森の中に消えていったと言います。
これが一連のシャギーの目撃談の中でも有名な物ですが、もともとこの地域では昔から言い伝えられて来はたようです。
言葉を発する未確認生物
シャギーとの遭遇事件として、更に古くの記録には1936年の物があります。
なんとこの時シャギーは人語を喋ったと言われていますね。非常に気になる逸話です。
当時森林警備員のマーク・シャッケルマンは、近隣でシャギーと思しき不気味な生物の情報が増えて来た事もありパトロールを強化していました。
そんな中、一件の通報を受け現場に赴いてみると、先ず気づいた点としては鼻を突くような腐った匂いが辺りに充満していました。
時間はやはり深夜12事前後、ついにシャギーと対面すると、先住民チワぺ族の墓を荒らし、死肉をむさぼっている真っ最中だったそうです。
腐った様な匂いはこの死体から発せられる物だったんですね。
その時シャギーはマークに向かって「ガダーラ」と叫び、そのまま森の中に消えて行きました。
その言葉ははっきりと聞き取れ、その後の記録にも残ることになります。
人狼シャギーの正体は
このガダーラと言う言葉が英語なのか、それとも先住民族の間に伝わる言葉なのかは分かりませんが、もともとウィスコンシン州にはウェンディゴの伝説も根強く残っています。
個人的に思うその正体は、古くから存在する未確認生物ですが、先住民族の間でもその存在は知られていた物だと思います。
オカルトチックな匂いもしますが、言葉を発したのも知能があれば可能かもしれません。それにたまたま叫んだのがガダーラと言う単語に聞こえただけの可能性も無くは無いです。
先住民族の間では狼やコヨーテと言った生物は、神聖な生き物とされていることが多いですが、鶏が先か卵が先か、ひょとしたらシャギーを見た先住民族がそこに神聖を見出したのかもしれませんね。
[当記事の著作権はhttps://chahoo.jp/に帰属します]2016/06/16当記事の無断転載は禁止しています。