自然溢れるタスマニアのダルバートン湖に怪物が
タスマニア島は自然溢れる場所で、未確認生物ではないにしろ珍しい生物が沢山いるというのが一般的なイメージだと思います。
厳密には、タスマニア州と呼ばれオーストラリアの国の一部なんですね。
オーストラリア本島の南東部に位置し、面積としては北海道と同等程度の島ですね。
近年は深刻な森林伐採が問題になっているようです。
そんなタスマニア島ですが、その中のダルバートン湖にネッシーの様な水棲型の未確認生物が潜むとの噂があります。
観光地化した湖の怪物とは
ダルバートン湖の怪物は特別な固有名詞はついていません。
裏を返せば世界的に見てもそこまでメジャーな未確認生物では無いという事でしょう。
昔から観光地として賑わい、湖の上でもボートに乗ったり釣りをしたりとレジャーと密接な関係にありました。
バカンスやキャンプに遠方より訪れる人々に人気があり、湖沿岸の地域は観光業で潤っていたんですね。
話は飛びますが、ダルバートン湖の怪物に関してはその存在に関して否定的な意見がものすごく多いです。
今のところ写真にとられたり、動画に収められたりと言った事が無いのもそう言った要因でしょう。
なにより、1980年代に入るとひどい干ばつが訪れ、一度この湖は完全に干上がってしまいました。
そこから15年ほどは干上がった湖として観光客の足も軒並み少なくなってしまいましたが、2001年前後になるとダムの建設や地元の有志の人の協力もあり立派な湖として復活したんですね。
怪物の目撃が出てきたのはこのころからです。
干上がっていた際にもそこで巨大な生物の痕跡が見つかったりと言う事もありませんでしたから、いきなり再度水をたたえた所で突如怪物騒動が起こるのは極めて不自然と言えるでしょう。
そんな経緯もあり、ダルバートン湖に怪物はいないと言う意見が噴出しました。
再度観光による町おこしを狙う作戦か
一応この湖で怪物を見たという人の情報によると、それはスコットランドのネッシーに似ているそうです。
詳細は明確になっていませんが、長い鎌首と巨大な体、湖を悠然と泳ぐ姿と言った所でしょうか。
この辺の情報も曖昧です。
やはりダルバートン湖には怪物は存在しないんでしょうか。
一説には、この怪物騒動は町を挙げての観光業を再度盛り上げるためのデマと言う見方が強いです。
実際、ネス湖のネッシーが当時話題になったときには、ネス湖に沢山の人が押し寄せました。
日本でも人気になった程ですから、期せずして観光業が盛り上がった事は確かでしょう。
それと同じことをダルバートン湖でも興したいと言うのが真実かもしれませんね。
実は、世界的に見てもこうしたデマや噂から観光客が沢山来る場所と言うのは多いんです。
付加価値ではないですが、風光明媚な景色なども存在すれば未確認生物を見られなくても一定の満足は得られますしね。
要は、如何にして客足を向けさせるかが大事ですから、とにもかくにも一度来てほしいと言うのが地元の人の本音なんだと思いますね。
残念ながらダルバートン湖の怪物は、話だけは先歩きしていますが極めて実在の可能性が低い未確認生物と言えるでしょう。
余談ですが、ダルバートン湖の付近では水棲型の未確認生物だけでなく、類人猿型のUMAも出没すると言う噂です。
真偽の程は不明ですが、こちらの類人猿の方も機会があれば記事にしてみたいと思います。
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