未確認生物好きにはたまらない映画
探検隊の栄光は荒木源さん著の書籍です。
この度俳優の藤原竜也さん主演で映画化されました。
公開は2015年10月16日と、この記事を書いている時点では一週間後に迫ってます。
メインとなるテーマは未確認生物、UMAですね。
あらすじをざっくり説明しますと、藤原竜也さん演じる落ち目の俳優が第二のブレイクを目指して探検隊の番組に参加すると言う物です。
「本格骨太バラエティ 探検サバイバル」と銘打った何ともバラエティ臭漂う番組ですが、要は密林に潜む未確認生物を捕獲、撮影しに行く番組の制作側を描いた映画です。
その中で「やらせ」を全力で演出したり、現地のゲリラに遭遇したりと様々なドラマが有り事態はどうなって行くのかと言う映画になっています。
登場するキャラクターもノリ重視のプロデューサーにユースケサンタマリアさん、ディレクター役に小澤征悦さん、職人気質なカメラマンに田中要次さんと個性的な役者さんが揃ってます。
UMAに詳しいAD役には川村陽介さん、もう一人のADには佐野ひな子さん、現地のガイド役に岡安章介さんと顔ぶれだけでも大分エネルギッシュなのは伝わってきますね。
皆こだわりがある中で、最終的に番組作りと言う分母で一つになって行く様子も見物です。
ゲリラとの絡みも気になる所ですね。
作品の中に登場するのは、ヤーガと呼ばれる三首の大蛇の様な生物です。
舞台となる国も架空のベラン共和国と言うところですが、ヤーガはその国の秘境にある洞窟に住んでいると言う設定の様ですね。
探検隊の栄光サイト→http://tanken-movie.com/02about/index.html
昔懐かしの水曜探検隊を彷彿とさせる
映画のサイトを見てもらうと分かると思いますが、敢えて往年の水曜スペシャルの様なクオリティにしてるのが面白いです。
力強い独特の赤文字のフォントは懐かしい物があります(笑)
川口浩探検隊シリーズや藤岡弘探検隊が有名ですね。
良い意味でやらせ満載の番組だったんですが、まだ幼かった頃の自分は食い入るように見てました。
今だにこの番組をパロディにした物は定期的に目にしますから、昔も今も影響力は多々あったんでしょう。
見た事が無いと言う人のために説明しますと、大体舞台はジャングルです。
探しに行くのはヤーガの様な未確認生物や謎の原住民で、場合いよっては撮影される事もしばしば。
と言ってもその撮影手法がものすごく怪しかったり、原住民が明らか変装した人だったりと言うのがポイントです。
そこと温度差があって、隊長が真剣に追っかけてたり交戦したりするのが一つのイベントの様な感じのテイストだったんです。
正に昔のテレビの良さを体現したようなパワフルで唯一無二の番組だったんです。
探検隊の栄光で未確認生物ブームが来る?
主演の藤原竜也さん自身も未確認生物好きを公言していて、この映画のクオリティも相まってUMAブームが日本でも再燃するかもしれません。
そうなったら未確認生物フリークの自分としては嬉しい限りです。
映画自体は随所随所で、先にも述べた「探検隊シリーズ」をうまくオマージュした笑いの絶えない明るい物になってるみたいです。
撮影自体はかなり過酷だったと言う事ですが、どこで撮影したんでしょうか。
どうやら原作者の了承も得て内容は一部大胆に変更してあるとの事、いわゆる書籍を読んだ人でも二度楽しめる作品になってます。
現地に向かった探検隊がどんな所に行きつくのか楽しみに観たいと思います。
探検隊の栄光は全国のTOHO系シネマにて上映予定です。
アイキャッチ画像引用元: http://tanken-movie.com/02about/index.html