バネ足ジャックと言う名の謎の怪人

バネ足ジャック

切り裂きジャックよりも先の”ジャック”

英語圏で「ジャック」と言う名称は正体不明と言うニュアンスで付けられる事があります。
転じて、身元不明の遺体に仮称として付けられたり、日本で言うところの「名無しの権兵衛」に該当するのがジャックなんですね。

イギリスのロンドンでジャックと言うと、有名な未解決事件の犯人切り裂きジャックが有名ですが、実はこの一連の事件よりも100前にバネ足ジャックと呼ばれる怪人がロンドンを震撼させています。

言うなればジャックの先輩にあたるジャックですね。
しかし、その概要は異様な物が過分に含まれ、正に怪人と言った様相を呈しています。

バネ足ジャックの概要とは

バネ足ジャック

バネ足ジャックのイメージ図
出典:https://ja.wikipedia.org/

未確認生物とは違い、れっきとした人間型の生物です。
目撃証言が多く寄せられた場所はロンドン南西部のバーンズ広場付近になります。

まず見た目からして悪魔っぽい風貌だったと言われていますね。

そして、バネ足の名を冠している通り、人間とは思えないほどの跳躍力を見せます。
時には建物の屋根から屋根へ軽快に飛び移ったという事で、この事からも普通の人でない事は確かですね。

硫黄の匂いと炎を吐くバネ足ジャック

このバネ足ジャック、後の切り裂きジャックとは大きく一線を画す部分があります。
同じジャックの名前が付けられた怪人でも、こちらの場合一人も殺害していないようですね。

では具体的に何をしたかと言うと、主に若い女性に狙いを定め、顔に向かって炎を吹きかけます。
その他衣服を破ったりしますが、直接人体に危害を加える事はしていません。

最終的に甲高い笑い声と共に逃げてしまうという事ですが、もちろんその逃走の方法はピョンピョン飛び跳ねてが主流でした。

一例として、農家の娘ポリー・アダムズが遭遇した際は硫黄の匂いがする炎を顔に吹きかけられ、動転している最中に衣服を破って裸にされました。
恥ずかしさのあまりその場にポリーがうずくまると、あざ笑うかのように雑木林に消えて行ったそうです。

バネ足ジャックの詳細

こうしたバネ足ジャックとの遭遇事件が頻発すると、当然ながら警察や自警団も動く様になります。
最初に集めた目撃情報を整理すると、

  1. 炎を吐く
  2. マントを羽織っている
  3. 手はかぎ爪になっている
  4. 悪魔の様な風貌
  5. 目は真っ赤
  6. 角が生えている
  7. ピタッとしたスーツを着用

こんな感じになります。
うーん、なんというか現代風で言うと少し変態チックな感じもします。

目的もただ驚かせるだけならそこまで害は無いと言えそうですが、毎夜の様にうろうろされても落ち着きませんね。

懸けられた懸賞金

イメージ図

ジャックのイメージ
出典:http://2.bp.blogspot.com/

事件は増加する一途を辿ったので、警察と自警団は懸賞金をかけることにしました。
要は捕まえた人にお金をあげると言う事ですね。それぐらい当時は認知度がある怪人だったんでしょう。

しかし、一向にその正体が判明するどころかジャックはロンドンの市内でも人を驚かせる様になります。
最初は都市部から少しずれたところで活動していたこの怪人が、いよいよ大都市に活動拠点を移してきたという事です。

バネ足ジャックが最後に目撃されたのが1904年の事になります。
リヴァプールのエヴァートン地区で、酒場や家屋の屋根を飛び移っているのを多くの住民が同時に目撃しています。

その際も捕まえるには至っていませんが、やはり甲高い笑い声を発しながら闇に消えたと言われています。
懸賞金をかけても結局捕まえることはおろか正体も不明のままでした。

バネ足ジャックの正体は?

未確認生物なのかはたまた悪魔なのか、その正体は依然不明のままのバネ足ジャックですが、恐らく愉快犯ではないかと思います。
そもそも、まとめて概要を見てみると悪魔的な香りはしますが、一つ一つのポイントで見ると人が人を驚かせるためにやってる様な気もします。

硫黄の匂いがする炎も、特定の薬品などを使ったんではないでしょうか。
驚異的な跳躍力も、手品師などであれば用意出来そうな気もします。

現代とは違い娯楽も多くなかった時代、手品師や奇術師と呼ばれた人の技術は相当高かったと言われています。
その手の物を愉快犯が用いたのがバネ足ジャックなんではないでしょうか。

角やかぎ爪も衣装と考えれば合点が行きます。
目を赤くする技法も、薬品などで対応できたんではないでしょうか。

何より、人を殺害していないことが愉快犯ではないかと思わせる一番の理由ですね。
結局謎のままのバネ足ジャックですが、個人的には何人もの人間が面白がって上記の様な悪戯を行った結果、こうして現代まで語り継がれる怪人になったんではないでしょうか。

[当記事の著作権はhttp://chahoo.jp/に帰属します]2016/06/19
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