ディモルフォドンと言う名の未確認生物

ディモルフォドン

ディモルフォドンは氷漬けにされた太古の翼竜

ディモルフォドンは太古に生息していたと見られる翼竜です。
映画ジュラッシックワールドにも出て来たので馴染みがあるかと思います。

翼竜

出典:https://ja.wikipedia.org/

検索して見ても上位に出てくるのはこの翼竜を説明するページが殆どですが、未確認生物としてのディモルフォドンはあまり知られていません。

その存在はあまりに特異な状況も相まって一時は生物学界でも存在を抹消されていた程です。
しかし、未確認生物ディモルフォドンは確実に存在していたのです。

鉄道トンネル工事中に壁から出て来たディモルフォドン

翼竜イメージ

出典:http://jurassicpark.wikia.com/

時は19世紀の1856年初頭の事です。
フランスのサン・ディジエと言う町、でここからロレーヌ南部に続く鉄道工事が行われていました。

ある日トンネルを掘っていると、硬い岩盤の中から未確認生物が出て来たのです。
作業員は沢山いましたが、最初の皆の反応は怪物を見たようだったと記録に残っています。

ズルリと壁から這うように出て来たディモルフォドンは、長いくちばし、尖った翼、目は赤く光り前身は青黒い色をしていました。
壁から出て来たディモルフォドンは、まるで酸素が吸えないかの様にその場で大きく「ギエェェェ」と言う奇声を発した後息絶えました。

ちなみに全身の青黒い色と言うのは、この辺りの岩盤でもある青色石灰岩層の色と同じで、長時間その中に閉じ込められていた事により色移りしたと見られています。

ディモルフォドンが出現した岩盤は、この怪物のフォルムそのままに形がくり抜かれて残っていたと言う事ですから、みっちり密閉された状態でそこにいたと言う事になります。

どうでしょう、この時点で驚くべきポイントが山ほどあり過ぎるんですが、先ずは太古の翼竜がジュラ紀から現在まで密閉された壁の中で生きていたと言う事も不思議ですし、そもそも一目で怪物と見まごう様な未確認生物が何故こんな場所にいきなり現れたのかも説明がつきません。

さぞ作業員たちは混乱した事でしょう。

恐る恐る近づいた作業員達ですが、残念ながらディモルフォドンは息を吹き返す事も無くわずか数秒で死骸になってしまったんです。

ディモルフォドンは氷漬けにして腐乱を防ぐ事になった

鉄道作業員達は生物学者ではありません。
この時点ではこの怪物の正体が見当もつかないのは想像にかたくないです。

一旦作業用のトロッコに死骸を載せて表に運搬しました。
その後ディモルフォドンはグレイ市の生物学者の元に運ばれる事になりました。

実は翼竜の化石はこの時もよりも100年程も前、1784年には既にドイツで発見されていましたから、生物学に精通した人なら一目で翼竜と分かるとの事です。

翼竜の化石が古い時代に見つかっていた事も驚きですが、最初に「翼竜」と言う単語を発表したのはフランスの学者ジョルジュ・キュヴィエです。

当時はさぞ学会の注目の的になった事かと思いますが、この時運ばれたディモルフォドンは化石では無く死骸です。
目の前にした学者はどれだけ驚愕したでしょうか。

すぐに科学アカデミーに電信が送られ、フランス政府の耳にも入る事になります。
そして政府が最初に取った方法が、このディモルフォドンの死骸を氷漬けにして腐乱を防いだ上で研究を進めると言う物でした。

かくして岩盤の中から突如現れた怪物は、その場で息絶え時間を置かずして氷漬けになってしまったのです。

と言っても19世紀の事ですから今の様な冷凍技術がありません。
それなりの大きさの木箱にありったけの氷を詰めてその中に死骸をいれました。

そして、その木箱はルイ14世が設立した「アンヴァリッド」と言う名の病兵院の地下で保管される事になったのです。

未確認生物ディモルフォドンの正体は

こうして先ずは死骸の鮮度を優先して保つ事にされ、解剖は二の次になってしまいました。
この頃の生物学会には今も論争を巻き起こすダーウィンの進化論が登場した頃です。

それまでの宗教観念と真っ向からがぶり四つでやり合うダーウィンの進化論は、やがてジリジリと浸透していく事になります。
アカデミズムの中心まで広まり認知された進化論は、その当時の学者の権威を脅かしました。

それと合わせてディモルフォドンの氷漬けの死骸は疎まれる事になります。
一目で進化論に反している生物の死骸がこの場にあるのですから当然の反応とも言えますが、実際は当時この怪物を持て余したんだと思います。

生物学的には非常に価値のある標本ですが、解剖、研究、調査した所で出て来た答えは世の中を席巻している進化論で説明がつかない以上、率先して研究に名乗り出る学者などいなかったんでしょう。

そこで一人の学者が保管責任者としてあてがわれます。
名をルネ・ドオミエと言うこの学者は、独自に且つ秘密裏に個人で研究を進めた結果、やはりその正体は太古の翼竜ディモルフォドンで間違いないと言う結果にたどり着きます。

全身が毛に覆われていた事以外は大きな頭部の形状やくちばしの大きさから判断しました。

もちろんすぐにこの結果が公表されてニュースになる事は有りませんでしたが、生涯秘密を守り通したドオミエ氏の死後、遺族の発見によって世の中に出される事になります。

厳密にフランス政府から200年先までこの翼竜の情報は封印するようにとお達しがあったほどのいわくつきの未確認生物ですが、保管していた際にドオミエ氏はディモルフォドンの写真も撮影しています。

ディモルフォドン

氷漬けのディモルフォドン

なにせ昔の物なので写りは良くありませんが、確認出来るのは頭部とくちばしから覗く尖った歯ですね。
これだけでも皆が知る様な既存の生物とは一線を画していますが、この写真以外にも複数の証拠となる物が残っているようです。

密閉された空間で生きる生物の話し

2015年の現代では一周して信望されなくなった進化論ですが、そもそもこのディモルフォドンの様に長い時間を密閉された岩盤の中で生きると言うのはどう言った現象になるんでしょうか。

仮説として考えられる要因の一つは石灰岩です。
石灰岩の中に密閉すると何か作用する物があるのかもしれません。

この実験を後年行ったスゲンと言う名の男性の記録がタイムス紙に掲載された事もあるようで、その内容はこのディモルフォドン事件を受けた物でした。

実際に蛙を焼いた石膏の中に密閉してみたと言うのです。
蛙の総数は20匹、なんとも辛抱強い実験ですが12年間密閉した後再度石膏を割って見ると、20匹の内4匹は生存していたとの事でした。

この4匹に共通していたのは、先のディモルフォドン同様に石膏の中にピッタリと密着していた事です。
イメージ的にはまるでプラモデル工場で型の中に流し込まれたプラスチックの様な感じでしょうか、一部の隙間もなくはまっていたそうです。

石灰岩、密着、生物等のキーワードにヒントがありそうですが現在でも明確な作用は判明していません。
このディモルフォドンも特定の条件下で自然と長期間生存していたのかもしれませんね。

現在このディモルフォドンの死骸はどうなっているのか分かりません。
しかし、政府が認可した怪物事件と言う事も有り、又ドオミエ氏が撮影した写真が出て来た事も重なって本当にあった事件だと言う事は確かですね。

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首都圏在住既婚、webデザイナーを経てライター等で生活してます。
趣味は麻雀ですが、普段は主にダラダラしつつUMA系の本を読み漁ってますね。

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