ローマのコロッセオに超古代文明の名残を見る

コロッセオ

紀元前に建造された超古代文明の遺跡か

ローマのコロッセオは約75年に建造された円形闘技場でその名称や外観は誰でもイメージが付くほど有名な物です。
世界遺産にも登録され、日本人にも人気のある観光スポットですね。

コロッセオは詳しく調べてみると超古代文明の叡智で作られたと言っても良い程細部に高い技術が盛り込まれています。
これは当時のローマ帝国が様々な分野において、驚くほど高水準の知識を有していた事にもなります。

現代から換算するとおよそ2000年もそこに鎮座しているという事実だけでもビックリですが、大きさもさることながらその時代に良く建てる事が出来たなと思ってしまいます。

コロッセオにまつわる概要

ローマのコロッセオは正式名称を「フラウィウス円形闘技場」と言います。
実は「コロッセオ」と言う単語は、脇に立っていた暴君ネロの巨像「コロッサス・ネロニス」から取られた物で巨像=コロッサスから来ています。

この円形闘技場の直径は188メートル、短径155メートル、高さは48メートルで周囲は517メートルにも及びます。
外見からはイメージが湧かないかもしれませんが、実際は4階建の建造物になります。

コロッセオの概要

出典:https://ja.wikipedia.org/

建造された場所に関してはここにも暴君ネロが関わっています。
元々は黄金宮殿が建立されていて、そこにあった人口池の水を抜いた土地に建てられました。

当時のローマ帝国の治世名称はフラウィウス朝で、皇帝はウェスパシアヌスと言う人です。
この時代に建造がはじまり、実際に使用される事になったのはその子供の治世時代の事です。この段階で約紀元後80年前後と言われています。

メインに使われた石材は火山灰を多く含んだコンクリ―トで、主に表面に関しては大理石をふんだんに使用しています。

今では見る事は出来ませんが、ドームの様に布の天幕を全体の天井として渡して貼る事も可能でした。
これにより天候にも左右されずに使用する事が出来たんですね。

この辺りの技術だけでも色んな仕掛けが盛り込まれていた事が分かりますが、その他にも水を張って闘技場の中で模擬海戦を催す事も出来ました。
やはり軍事的に活用される事が殆どでしたが、後には剣闘士の登場やライオンなどの獣と人間の戦い、獣対獣、人間対人間の戦いも開催されます。

一説には当時迫害されていたキリスト教徒を闘技場の中に一同に介させ、ライオンに襲わせて殉教したと言う言い伝えもありますがどうやらこれは後世に作られた逸話の様で明確な証拠はありません。

内部の写真を見た事がある人は、映画等とは違い中心の闘技場にあたる部分の地下がむき出しになっているのが驚かれると思います。
これは、当初は木で出来た板を前面に渡し足場としていたからですね。

実際はその上で男達は闘いを繰り広げ、観客席の人間は観覧していたわけです。
地下には何があったかと言うと、獣を収容しておく檻や剣闘士の待機場としてスペースを活用していました。

演出もこだわっていて、剣闘士やライオンなどの登場にはエレベーターを使用していた事も分かっています。
さすがに当時に電力はありませんから人力での昇降機と言う所ですが、ここまで来ると2000年前に観衆を沸かせるためのこだわりにも力を入れていた文化に感心します。

コロッセオの外周が半分しか無い理由

コロッセオ採石場

現在のコロッセオは外観が左右非対称の形状をしています。
一見すると最初からこの様に作られて居たのかとも思いますが、時代が下った18世紀ごろに石材を切り出して別の用途に使用されたために削られた状態なんです。

他の様々な建造物のために切りだされた石材の行方として一番有名なのは、バチカン市国に存在するサン・ピエトロ大聖堂です。
18世紀のローマ教皇ベネディクト14世の銘によって採石場として使用されてしまいました。
結果現在の様に一部の側の壁がごっそり無い状態の形状になったんですね。

やはり建造されてから2000年も経つ間には政治情勢や戦争などに否応なく巻き込まれてしまった背景もあり、色々な側面で歴史的価値の高い建造物と言えるでしょう。

すぐ近くにはコンスタンティヌスの凱旋門も立っていますがこちらも非常に高さと装飾が目立つ立派な物です。
フランスの凱旋門もこのローマの凱旋門をモデルに建立されでいますね。

コンスタンティヌスの凱旋門

出典:https://ja.wikipedia.org/

コロッセオはどうやって建造したのか

現在コロッセオが超古代文明の遺産と言われる所以はやはりその建造方法です。
今の様に重機もなくもっぱら人力で行う事になりますが、設計から建築までわずか10年ほどで完成しているのも驚異的です。

一般的に超古代文明と言うと宇宙人等の関与が取りざたされますが、コロッセオの場合はあまりそう言ったオカルトチックな事象は言われていませんね。
あくまで当時のローマ帝国の技術と知識、そして人員の動員手法に注目が集まります。

研究の結果分かっているのは、建設事業に携わったのは当時エルサレムから奴隷として連れてこられたユダヤ人達でした。
その数は3万人とも4万人とも言われていますが、酷使された事は確かでしょう。

結果的に長い年月地震の脅威も物ともしなかった力学上の建造技術が盛り込まれたり、装飾にもかなり手が入れてあります。
円形のアーチを無数に配置するのも骨が折れる作業なんですね。それを大昔に実現させた事にコロッセオのすごさがあります。

やはりローマ帝国の権力の大きさと統治力の偉大さに裏打ちされた建造物と言った感じです。

剣闘士達は血で血を洗う闘いを行っていたか

剣闘士

話はすこし逸れますが、実は剣闘士達はそこまで殺伐とした闘いを繰り広げて居なかったという説もあります。
と言うのも、基本的に生殺与奪の権利は剣闘士にはなく、観客やお偉いさんにあった事が分かっています。

つまり勝負が付いた状態で、生かすか殺すかの選択を集まった観衆にゆだねていたわけですね。
負けたけど良い勝負をしたと思われた者はそのまま生かされ次の闘いにも期待を持たれます。

しかし、無様な戦いを演じた場合はその場で観客達の判断で殺されてしまうという事です。
その際には建てた親指を地面に向けて、現代で言う時のブーイングの仕草で死を表していました。

「ブーブー」とブーイングが多かった際に始めて相手の剣闘士は止めを刺す事が出来たんですね。

各エンターテイメントのイメージが強く文字通り血で血を洗う惨劇が想像されますが、それよりも当時の観衆のエンターテイメントとしての側面の方が強かった事になります。

その他10戦等ある一定の勝利数をおさめた奴隷は恩赦として奴隷解放された事も分かっています。
ここからのし上がる腕っ節の男も居た事でしょうね。

どうでしょうか、日本ではまだまだ政治も始まって居ない様な時代にヨーロッパのローマではここまでの治世を披露していた事になります。
建造後もローマ帝国はその領土を広げ大帝国となっていきますが、やはりバックボーンにはこうした高い水準の技術があったと言う事になります。

一説にはローマ帝国が滅びず現在まで続いていたら現代の文明よりも進んでいたと言う研究もあるみたいですね。

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